マネージャをアンインストールする手順を以下に示します。
アンインストールを行う前に、「3.1.1 事前準備」が行われているか確認してください。
システムにOSの管理者(root)でログインします。
本製品をアンインストールする管理対象サーバにrootでログインしてください。
rcxuninstallコマンドを実行します。
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxuninstall <RETURN> |
アンインストーラを起動すると、アンインストールを行う前に本製品のサービスを自動的に停止することを示す以下のメッセージが出力されます。
Any Resource Coordinator VE service that is still running will be stopped and removed. |
本製品のサービスを停止してアンインストールする場合は"y"、しない場合は"n"を入力します。
"n"、"q"を入力した場合は、アンインストールが中断されます。
"?"を入力した場合は、入力方法の説明が表示されます。
"y"を入力すると、アンインストールが開始されます。
アンインストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。
INFO : "ServerView Resource Coordinator VE" Manager was uninstalled successfully. |
アンインストールが失敗すると、以下のメッセージが表示されます。
ERROR : Uninstalling "パッケージ名" was failed. |
アンインストールが失敗した場合は、メッセージ中に表示されるパッケージをrpmコマンドで削除し、手順1.からやり直してください。
# rpm -e パッケージ名 <RETURN> |
注意
UpdateAdvisor(ミドルウェア)のコマンドを任意の場所で実行するためにPATH変数を設定している場合、本製品に適用されている修正はアンインストールにより削除されるため、アンインストール前に未適用の状態に戻す必要はありません。
PATH変数を設定していない場合は、修正を未適用の状態に戻してからアンインストールを行ってください。
エージェントのアンインストールを行わずに、マネージャをアンインストールし、再度インストールすると、アンインストール前に利用していたエージェントと通信できなくなります。
この場合は、以前と同じマネージャであることを示すための証明書が必要です。
インストール後、マネージャの証明書は、以下のディレクトリに格納されています。
/etc/opt/FJSVssmgr/current/certificate
アンインストール時には、以下のディレクトリに証明書が退避されます。
再度マネージャをインストールし、同じ証明書を使用する場合は、退避された証明書を上記の格納先に保存してください。
/tmp/back/site/certificate
アンインストールで退避された証明書が不要な場合は、手動で削除してください。
なお、マネージャをクラスタで運用している場合は、アンインストール時の事前準備に従って証明書を退避してください。
再度クラスタにマネージャをインストールし、同じ証明書を使用する場合は、事前準備で退避された証明書をプライマリノードから上記の格納先に保存してください。
アンインストール後、以下のインストール先ディレクトリが残ることがあります。その場合は、残ったディレクトリを手動で削除してください。
/opt/FJSVrcvmr
/opt/FJSVswstt
/opt/FJSVscw-common
/opt/FJSVscw-tftpsv
/opt/FJSVscw-pxesv
/opt/FJSVscw-deploysv
/opt/FJSVscw-utils
/etc/opt/FJSVrcvmr
/var/opt/FJSVrcvmr
/var/opt/FJSVscw-common
/var/opt/FJSVscw-tftpsv
/var/opt/FJSVscw-pxesv
/var/opt/FJSVscw-deploysv
/var/opt/FJSVscw-utils