IJServerクラスタでは、IJServer(J2EE)の機能である起動/停止時実行クラスはサポートしていません。同様の処理をしたい場合、ライフサイクルモジュールで実装してください。なお、ライフサイクルモジュールでは以下の処理は行えません。
「引数」の受け渡し
「ワークユニット多重時の呼び出し」で「一度だけ呼び出す」
リソースのlookup処理(「3.20.1 ライフサイクルモジュールの設計方法」で記載している範囲だけサポート)
起動/停止時実行クラスを使用していた場合のアプリケーションの移行方法を説明します。
mainメソッドの処理をライフサイクルモジュールのhandleEventメソッドに移植します。
起動時実行クラスを移植する場合はREADY_EVENT通知時の処理、停止時実行クラスを移植する場合はSHUTDOWN_EVENT通知時の処理として実装してください。
引数の受け渡しは行えません。代替機能としてプロパティが使用できます。詳細は、「4.1.9 ライフサイクルモジュールの作成方法」の「プロパティの取得方法」を参照してください。
InitialContextの取得処理をライフサイクルモジュール専用のAPIから取得する処理に修正してください。詳細は、「4.1.9 ライフサイクルモジュールの作成方法」の「javax.naming.InitialContextの取得方法」を参照してください。