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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

11.3 capture-schema

名前

capture-schema - データベースのスキーマ情報の取り込み

形式

capture-schema -username name -password password -dburl url -driver jdbcdriver -out aFilename [-schemaname aSchemaname] [-table aTablename]*

機能説明

データベースのスキーマ情報を取り込みます。
CMPのEntity Beanを使用した場合は、配備前に本コマンドによりテーブルのメタデータをデータベースから取り込んでファイルに格納します。
本コマンドを実行する場合には、コマンドを実行するコンソールの環境変数CLASSPATHに、使用するJDBCドライバのJARファイルを設定する必要があります。
Java DBのJDBCドライバのJARファイルを環境変数CLASSPATHに設定する必要はありません。

オプション

オプション名

説明

-username

データベースへの認証アクセスで使用するユーザ名を指定します。
Oracleデータベースの場合はANALYZE ANY TABLE権限を付与したユーザを指定してください。

-password

選択しているデータベースへのアクセスに使用するパスワードを指定します。パスワードエイリアスは使用できません。

-dburl

データベースへのアクセスでドライバが想定するJDBC URLを指定します。

-driver

CLASSPATHに指定しているJDBCドライバクラス名(java.sql.Driverの実装クラス)を指定します。

-out

出力ファイルの名前を指定します。「.dbschema」で終わらない場合、この拡張子が追加されます。出力ファイルの名前は出力先のパスと併せてOSの文字列長制限を超えないように注意してください。

-schemaname

取り込むユーザスキーマの名前を指定します。大文字で指定する必要があります。
省略した場合、このユーザがアクセスできるすべてのスキーマからテーブルのメタデータが取り込まれます。複数のスキーマで同一テーブル名が存在した場合は、マッピングに異常が発生し運用中にエラーが発生する可能があります。
なお、Oracleデータベースではスキーマ名の設定が必須です。

-table

取り込むテーブルの名前を指定します。大文字と小文字を区別します。
省略した場合、データベース内(スキーマ名が指定されている場合は指定スキーマ内)のすべてのテーブルが取り込まれます。スキーマ名が指定されていない場合は、このユーザがアクセスできるすべてのスキーマからすべてのテーブルのメタデータが取り込まれます。

戻り値

0

使用例

以下のように実行します。実行したコンソール上にデータベースの接続情報が表示されます。

>capture-schema -username user1 -password pwd1 -dburl jdbc:oracle:thin:@dbhost:1521:mysid -driver oracle.jdbc.OracleDriver -schemaname SAMPLESCHEMA -table COMPANY -table EMPLOYEE -out SAMPLESCHEMA_COMPANY-EMPLOYEE