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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

6.7.1 ユーザとグループ

Interstage JMSは、メッセージブローカとの接続に必要なユーザとグループを管理する機能を提供します。
ユーザがメッセージブローカと接続する際(アプリケーションからの接続、コマンド実行時など)、メッセージブローカは提供されたユーザ名とパスワードを調べて認証します。

ユーザは以下の3つのいずれかのグループに所属します。

adminグループ

メッセージブローカの管理者です。このグループに割り当てられたユーザは、デフォルトでメッセージブローカを設定および管理できるようになっています。管理者は、複数のユーザをadminグループに割り当てることができます。

userグループ(デフォルト)

通常のJMS利用者です。デフォルトでは、すべてのTopicとQueueへのメッセージ送信/受信、すべてのQueueのメッセージの検索が可能です。

anonymousグループ

メッセージブローカに認識されているユーザ名を使用しないクライアント用です。クライアントアプリケーションが実際に使用するユーザ名を認識していないなどの理由がある場合に使います。

単層型ファイルリポジトリ

単層型ファイルリポジトリはメッセージブローカごとに作成されるファイル上でユーザを管理します。

単層型ファイルリポジトリのグループの名前の変更や削除、新しいグループの作成は行えませんが、グループに所属するユーザがどの操作を実行することが可能かを定義できます。詳細は、「6.7.2 アクセス制御プロパティファイル」を参照してください。

単層型ファイルリポジトリは、デフォルトで以下の2つのユーザを保持しています。新たにユーザを作成する場合、およびユーザを管理する場合は、imqusermgrコマンドを使用してください。

ユーザ名

パスワード

グループ

アクティブ状態

admin

admin

admin

アクティブ

guest

guest

anonymous

アクティブ

注意

  • デフォルトで保持されているadminユーザのパスワードは、セキュリティの観点から、メッセージブローカ作成後、直ちに変更してください。コマンドでパスワードを変更した場合は、IJServerクラスタで管理するJMSホストの管理者パスワード設定も変更する必要があります。

  • 一度作成されたユーザが所属するグループを変更することができません。ユーザが属するグループを変更するには、一度、ユーザを削除してから、再度、変更したいグループに所属するようユーザを作成してください。