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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

6.1.2 IJServerクラスタのプロセスの実効権限

本製品では、IJServerクラスタ内のサーバーインスタンスはデフォルトではOSのシステム管理者の実効権限で動作しますが、実効権限を特定ユーザーに変更し、アプリケーションで実行可能な操作を制限することができます。
このサーバーインスタンスの実効ユーザーをサービス運用ユーザーと呼びます。
サーバーインスタンスのプロセスの実効権限を管理することで、意図せずにシステム資源を破壊してしまうような不正なアプリの運用によるセキュリティリスクを低減させることができます。なお、サービス運用ユーザーを変更した場合、Interstage Java EE DAS/Interstage Java EE Node Agentサービスのプロセスも、指定されたサービス運用ユーザーの実効権限で動作します。

実効権限

OSのユーザー

サービス運用ユーザー

指定できません。

Interstage運用グループをプライマリグループとするJava EE環境固有のユーザー。
ijsetoperatoridコマンドで設定します。


注意

Windows環境では、IJServerクラスタのプロセスの実効権限を指定することができません。
このため、インストール時または初期化コマンドの実行時に、サービス運用ユーザーを指定することはできません。また、ijsetoperatoridコマンドもありません。