ライフサイクルモジュールは、IJServerクラスタの起動・通常停止時のライフサイクルイベント発生時に呼び出されるJavaアプリケーションです。
ライフサイクルモジュールは、IJServerクラスタの起動時に初期化され、ライフサイクルの各フェーズでイベント通知を受け取ります。ライフサイクルモジュールを作成、設定することで、データベースの初期化/回収処理やEJB呼出し(READY_EVENTだけ)などの処理が行えます。
注意
強制停止時にはライフサイクルモジュールは呼び出されません。
IJServerクラスタとライフサイクルモジュールの関係
IJServerクラスタ多重時の場合、ライフサイクルモジュールはすべてのVMで実行されます。
ライフサイクルイベント
ライフサイクルイベントは、IJServerクラスタの起動・通常停止処理(ライフサイクル)の状態が変化する時に発生します。IJServerクラスタのライフサイクルイベントとライフサイクルモジュールで実装するhandleメソッドの処理タイミングを下表に記載します。表の上から下に順に実行されます。
起動処理
イベント | handleEventメソッドの処理タイミング |
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INIT_EVENT | WebコンテナとEJBコンテナの起動前に処理されます。 |
STARTUP_EVENT | デプロイされたアプリケーションのロード前、初期化前に処理されます。 |
READY_EVENT | デプロイされたアプリケーションのロード後、初期化後、ServletやEJBアプリケーションへのアクセス受付開始後に処理されます。 |
停止処理
イベント | handleEventメソッドの処理タイミング |
---|---|
SHUTDOWN_EVENT | Webサーバコネクタからのアクセス受付停止後、アプリケーションの廃棄後に処理されます。 |
TERMINATION_EVENT | WebコンテナとEJBコンテナの停止後に処理されます。 |