本製品のコネクタサービスでは、トランザクション機能をサポートします。
トランザクションサポート
コネクタ接続プールの定義項目には、ra.xmlに記載したトランザクションサポートレベルを上書きするオプションがあります。ra.xmlでは、リソースアダプタのすべてのConnectionFactoryに対し単一のトランザクションサポートレベルだけ記述可能ですが、本機能を利用することによりConnectionFactory単位でレベルを調整できます。
XAトランザクションをサポートするリソースアダプタであっても、分散トランザクションは必ず2フェーズコミットプロトコルを強要する高価な処理のため、必要ない場合はローカルトランザクションの利用、またはトランザクション連携しないなどの選択を行いたい場合に有効です。
トランザクションサポートレベルには、ra.xmlに記載したレベルと同等か、より低いレベルを指定した場合のみ有効となります。ra.xmlに記載したレベルよりも高いレベルを指定した場合は、IJServerクラスタまたはInterstage Java EE DASサービスの起動時にサーバーログへエラーが出力されます。レベルは高い順にXAトランザクションサポート(XATransaction)、ローカルトランザクションサポート(LocalTransaction)、トランザクション非サポート(NoTransaction)となります。