Webサービスとは、任意の方法で実現されたサーバプログラム(Webサービスアプリケーション)を、インターネット標準の技術を利用してネットワーク経由でアクセスできるように構築したものです。通信プロトコルにはSOAPを用い、利用(アクセス)するためのインタフェース情報の記述にはWSDLを用います。
Webサービスを利用する(呼出す)場合は、利用先(呼出し先)が提供するWSDLに記述されたインタフェース情報に基づき、SOAPでリクエストを行うクライアントプログラム(Webサービスクライアント)を任意の方法で作成します。
本機能では、Web Services for Java EE規約Version 1.2に従ったWebアプリケーションまたはEJBアプリケーションとして実装でき、WS-I Basic Profile 1.1に対応しています。
以下に本製品でサポートするJava EEのWebサービス関連規約について説明します。
Java EE 環境でWebサービスを開発・運用するためのAPI/deployment descriptor/モジュール構成などを規定しています。
本規約に従うことで、可搬性の高いWebサービスアプリケーションやWebサービスクライアントアプリケーションを開発・運用可能になります。
Web Services for Java EE ではAPIに JAX-WS を使用します。
Webサービスアプリケーション、およびWebサービスクライアントを実装するためのJavaの標準APIです。規約バージョンとしては2.1をサポートしますが、安定性やそのほかの観点からJava EE 5の規定である2.0範囲での利用を推奨します。JAX-RPCと比較してJAX-WSでサポートされる主な機能を示します。
Java 5.0の新機能(アノテーションなど)を利用したEoD
より広い範囲でのXMLスキーマをサポート
MTOM(SOAP Message Transmission Optimization Mechanism)のサポート