ディスク消去処理用ディスクでディスク消去対象のPCを起動して、ディスクを消去します。
ディスクの種類によって、消去の可否が異なります。消去できるディスク、および消去できないディスクを以下に示します。
消去できるディスク | 消去できないディスク |
---|---|
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ディスクが消去されると、ディスク消去レポートおよびディスク消去完了コードが作成されます。
ディスク消去処理用フロッピィディスク/USBメモリを使ってディスクを消去した場合は、消去結果を証明するディスク消去レポートファイルがフロッピィディスク/USBメモリに保存されます。
ディスク消去処理用CDを使ってディスクを消去した場合は、ディスク消去レポートは作成されません。この場合、消去結果を証明するディスク消去完了コードが発行されるので、このコードをメモし、ディスク消去レポート作成ツールを利用してディスク消去レポートを作成する必要があります。
なお、1枚のディスク消去処理用ディスクで消去可能なCT台数は以下のとおりです。
ディスク消去処理用ディスクの種類 | 消去可能CT台数 |
---|---|
フロッピィディスク CD | 1000台 |
USBメモリ | 10000台 |
手順は、以下のとおりです。
作成したディスク消去処理用ディスクを挿入してからPCを起動します。
フロッピィディスクを使用してディスクを消去する場合は、フロッピィディスクを挿入後、ディスク消去対象PCの電源を入れます。
USBメモリを使用してディスクを消去する場合は、USBメモリを接続後、ディスク消去対象PCの電源を入れます。
CDを使用してディスクを消去する場合は、ディスク消去対象PCの電源を入れた後、CDを挿入して再起動します。
→以下の画面が表示されます。
以下の情報を入力します。
項目名 | 説明 |
---|---|
[User ID] | ユーザーのユーザーIDを入力します。 |
[PC Name] | ディスクを消去するPCのコンピュータ名を入力します。 |
キーの操作を説明します。
カーソルキー(←→):入力項目フィールド内でカーソルを左右に移動します。
[NEXT]ボタンまたは[END]ボタンを選択します。
TABキー:入力項目間のフォーカスを移動します。
ENTERキー:入力項目の入力を確定してフォーカスを移動します。
ESCキー:[END]ボタンと同じ動作をします。
Back spaceキー:カーソル直前の文字を消去します。
Deleteキー:カーソル上の文字を消去します。
F1キー:以下の記号文字入力ヘルプ画面を表示します。
ユーザーIDおよびPC名として使用可能な記号文字は、日本語キーボード配列のとおりに入力できない場合があります。詳細は、“付録A 記号文字の入力”を参照してください。
[NEXT]ボタンを選択し、[ENTER]キーを押します。
→シリアル番号が獲得できない、または照合できない場合だけ、以下の確認画面が表示されます。ディスクを消去する場合は[YES]ボタンを、消去しない場合は[NO]ボタンを選択し、[ENTER]キーを押してください。
→ディスク消去開始の確認画面が表示されます。
表示内容を以下に説明します。
分類 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
[Client] | [User ID] | 使用者のユーザーIDが表示されます。 |
[PC Name] | ディスクを消去するPCのコンピュータ名が表示されます。 | |
[Erase Object] | [Disk] | ディスク番号が表示されます。 |
[Size(MB)] | ディスク容量が、MB単位で表示されます。 | |
[Partitions] | パーティション数が表示されます。 | |
[Options] | [Method] | 消去方法が表示されます。 標準 : STANDARD 高速 : QUICK NSA標準: NSA DoD標準: DoD |
[Number of write] | 上書き回数が表示されます。 | |
[Verify] | 消去確認をするか否かが表示されます。 Yes : する No : しない |
キーの操作を説明します。
カーソルキー(↑↓):消去情報の表示をスクロールします。
カーソルキー(←→)、TABキー:[BACK]ボタンまたは[NEXT]ボタンを選択します。
ENTERキー:選択(反転表示)したボタンを決定します。
ESCキー:[BACK]ボタンと同じ動作をします。
クライアント識別情報、消去対象、消去条件を確認後、[NEXT]ボタンを選択し、[ENTER]キーを押します。
→ディスク消去画面が表示され、消去が開始されます。
表示内容を以下に示します。
項目名 | 説明 |
---|---|
ディスクごとの消去状況 | 画面左下に、ディスク番号と消去済みのセクタ数の割合がパーセント表示されます。 Disk 9 : Disk Erase is in process... 99[%] Completed. |
消去経過時間 | 消去を開始してからの経過時間が表示されます。 ELAPSED: HH:MM:SS |
消去完了までの時間 | すべてのディスク消去が完了するまでの残り時間の予測値が表示されます。 REMAINING: HH:MM:SS |
キーの操作を説明します。
CTRL+Cキー:ディスク消去を中断します。ただし、ディスクへの書き込みを開始した後は、CTRL+Cキーによる中断はできません。
→ディスク消去が完了すると、以下の画面が表示されます。
[OK]ボタンを選択し、[ENTER]キーを押します。
→ディスク消去結果表示画面が表示されます。
表示内容を以下に示します。
分類 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
[Client] | [User ID] | 使用者のユーザーIDが表示されます。 |
[PC Name] | ディスクを消去したPCのコンピュータ名が表示されます。 | |
[Result] | [Erase Start Time] | 消去開始時刻(YYYY/MM/DD HH:MM)が表示されます。 |
[Erase End Time] | 消去完了時刻(YYYY/MM/DD HH:MM)が表示されます。 | |
[Erase Status] | ディスク消去結果が表示されます。 OK : 成功 NG : 失敗 | |
[Disk] | ディスク番号が表示されます。 | |
[Status] | ディスクごとの消去結果が表示されます。 OK : 成功 NG : 失敗 | |
[TotalSectors] | ディスクごとの総セクタ数が表示されます。 | |
[ErrorSectors] | ディスクごとの不良セクタ数が表示されます。 | |
[VerifyErrors] | 消去確認時のエラーセクタ数が表示されます。 | |
[Options] | [Method] | 消去方法が表示されます。 標準 : STANDARD 高速 : QUICK NSA標準: NSA DoD標準: DoD |
[Number of write] | 上書き回数が表示されます。 | |
[Verify] | 消去確認を実行したか否かが表示されます。 Yes : 実行した No : 実行しなかった |
キーの操作を説明します。
カーソルキー(↑↓):ディスク消去レポートの表示をスクロールします。
ENTERキー:[FINISH]ボタンの選択を確定します。
[FINISH]ボタンを選択し、[ENTER]キーを押します。
→ディスク消去終了画面が表示されます。
表示内容を以下に示します。
項目名 | 説明 |
---|---|
ディスク消去が完了したことを証明するコードが表示されます。 ディスク消去結果が成功または失敗の場合だけ表示します。 | |
ディスクの消去結果が表示されます。 成功:“Disk erase succeeded.” 失敗:“Disk erase failed. (Error Code:99999999:999999999)” 中断:“Disk erase was canceled.” | |
ディスク消去レポートの保存状態が表示されます。 保存された場合 :“Disk erase report was saved.” 保存されなかった場合:“Disk erase report wasn't saved.” |
ディスク消去レポート(DKERSRPT.DAT)は、ディスク消去処理用フロッピィディスクの\REPORTに保存されます。
ディスク消去結果が失敗に終わり、エラーコードが表示されている場合は、エラーコードをメモして、管理者に連絡してください。
注意
ディスク消去処理用CDを使用してディスクを消去した場合は、ディスク消去完了コードをメモしてください。