active mode
管理対象サーバ上で業務が動作している状態。
自動リカバリを行うには、本状態となっている必要があります。
また、システムイメージのバックアップ、リストアや、クローニングマスタの採取、配付を行うには、管理対象サーバの状態を、本状態から保守モードに変更してください。
virtual switch
VMゲストのネットワークを仮想的なLANスイッチとして管理するための、サーバ仮想化ソフトウェアが提供する機能。
VMゲストの仮想的なNIC間や、VMホストの動作する物理サーバのNICとの関係を、通常のLANスイッチの結線と似た操作で管理できます。
cloning image
クローニング時に、システムディスクの内容からサーバの固有情報(システムノード名やIPアドレス)を取り除いた状態で採取したもの。
クローニングマスタを他のサーバのシステムディスクに配付する際は、本製品がサーバの固有情報を再設定します。
server virtualization software
仮想マシンを動作させるためにサーバ上で動作する基本ソフトウェア。PCサーバ上で動作する基本ソフトウェアのことを指す場合に使用します。
Auto-Recovery
管理対象サーバが故障した場合に、故障したサーバのシステムイメージを予備サーバに切り替え、再起動することで、システムを自動的に復旧させる機能。
本機能は管理対象サーバがローカルブート構成、またはSANブート構成の場合に使用できます。
ローカルブート構成の場合は、事前にバックアップしたシステムイメージを予備サーバにリストアすることでシステムを復旧させます。
SANブート構成の場合は、SAN上のシステムイメージを予備サーバが引き継ぐことでシステムを復旧させます。
なお、管理対象サーバの業務LANにVLANが設定されている場合は隣接LANスイッチのVLAN設定も自動的に予備サーバに切り替えます。
zoning
ファイバチャネルスイッチ内に接続されているファイバチャネルポート群をゾーンという単位でグループ化し、ゾーン内のアクセスだけを許可することで、ファイバチャネル上でのセキュリティを実現する機能。
blade server
シャーシ内に複数のサーバブレードを搭載可能な、省スペース、低消費電力を実現したサーバ装置。
シャーシ内には、サーバブレードだけではなく、LANスイッチブレード、マネジメントブレードなど、複数のサーバブレード間で共通の部品も搭載されます。
Pool Master
Citrix XenServerで、リソースプールに所属するVMホストの中の1台を指す。
リソースプールに対する設定変更、情報取得の要求を受け付け、リソースプールの操作を行います。
詳細については、Citrix XenServerのマニュアルを参照してください。
maintenance mode
管理対象サーバ上で保守作業などのために業務が停止している状態。
本状態では、システムイメージのバックアップ、リストアや、クローニングマスタの採取、配付を行えます。
なお、自動リカバリを行うには、本状態から運用モードに変更してください。本状態では、サーバ故障が発生しても予備サーバへの切替えは行われません。
host affinity
ストレージ装置側のCAポートに設定するサーバのHBAと、ストレージ内のアクセスできる領域を対応づける定義。
ホスト(HBA)に見せるストレージ装置内のLogicalVolumeを関連付けさせる機能であり、ストレージ装置内部のセキュリティとして機能します。
management blade
専用のCPUとLANインタフェースをもち、ブレードサーバを管理するためのサーバ管理装置。
サーバブレードの情報採取、故障通知、電源制御などに使用します。
Remote Management Controller
サーバを管理するための装置。
サーバ情報の採取、故障通知、電源制御などに使用します。
富士通PRIMERGYの場合iRMC2、HPサーバの場合iLO2(integrated Lights-Out)、Dell/IBMサーバの場合BMC(Baseboard Management Controller)です。
link aggregation
複数のポートを多重化し、仮想的に1つのポートとして使用する機能。
本機能は、多重化されたポートの1つが故障した場合に、他のポートに分散することで、ポートの冗長性を高めることができます。
HBA address rename setup service
管理サーバ異常時に、HBA address renameを利用している管理対象サーバの起動に使われるサービス。
Virtual I/O
サーバとI/O装置(主にストレージとネットワーク)の関係を仮想化することで、サーバに対するI/O資源の割当てと変更や、サーバの保守を簡単にする技術。
本製品では、HBA address renameのことを指します。
I/O virtualization option
I/O仮想化を実現するために必要になるオプション製品。
世界唯一であることを保障した富士通のWWNNアドレスが提供されます。
HBA address renameを使う場合に必要です。
Intelligent Platform Management Interface
IPMIとは、温度、電圧、冷却ファン、電力供給、シャーシといったサーバの物理的な健全性を監視するハードウェアに対する共通のインタフェースを定義したもの。
これらの機能は、TCOの低減につながるシステム管理、復旧、資産管理を可能とする情報を提供します。
Universal Naming Convention
Windows向けのネットワーク(Microsoftネットワーク)上でフォルダやファイル、共有プリンタや共有ディレクトリなどのリソースを指定する表記法。
例
\\hostname\dir_name
Uninterruptible Power Supply
無停電電源装置。蓄電池を内蔵し、停電時でもしばらくの間、コンピュータなどに電力を供給する装置。
本製品では電流値表示機能の付いたUPSを電力監視デバイスとして利用します。
Virtual LAN
LANスイッチのポートをグループ化し、ソフトウェアから見て論理的に異なるLANとして分割する機能。
VLANを使用することで、物理的なネットワーク構成の変更を必要とせずに、自由にネットワークを構築できます。
VM management software
複数のVMホストとその上で動作するVMゲストを管理するソフトウェア。
VMゲストのサーバ間の移動(マイグレーション)などの付加価値機能を提供します。
VM maintenance mode
サーバ仮想化ソフトウェアの設定の1つで、VMホストを保守できる状態。
例えば、サーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能(VMware HAなど)を利用している場合に、VMメンテナンスモードを設定することで、VMゲストが保守中のVMホスト上に移動することを抑止できます。
詳細については、各サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。