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 Apcoordinatorユーザーズガイド

16.5.2 XML用の項目クラス

以下の表に示すタグには対応する項目クラスが用意されており、入出力データの保持や表示属性などの指定に使われます。各項目クラスには、対応するXML用項目クラスが用意されています。通常の項目クラスと異なるのは、XMLツリーとしてデータを保持している点です。以下の表は各タグに対応するXML用項目クラスの一覧です。各クラスの詳細は“APIリファレンス”を参照してください。

タグ

XML用項目クラス(*)

uji:table

XmlTable

uji:tree

XmlTree

uji:list

XmlList

uji:fieldString

XmlFieldString

uji:fieldEJString

XmlFieldString

uji:fieldLong

XmlFieldLong

uji:fieldDouble

XmlFieldDouble

uji:fieldBigInteger

XmlFieldBigInteger

uji:fieldBigDecimal

XmlFieldBigDecimal

uji:fieldDate

XmlFieldDate

uji:fieldTextArea

XmlFieldTextArea

uji:checkBox

XmlCheckBox

uji:radioButton

XmlRadioButton

uji:pushButton

XmlValuedPushButton

uji:anchor

XmlAnchor

uji:comboBox

XmlComboBox

uji:listBox

XmlListBox

uji:buttonList

XmlButtonList

uji:recordView

XmlRecordView

uji:tableView

XmlTableView, XmlScrollTableView

uji:treeView

XmlTreeView

(*)パッケージはcom.fujitsu.uji.xmlです。

XML用項目クラスを使うと、XMLデータBeanをそのままタグで使用する場合より性能が上がります。また、以下が可能になります。

XML用項目クラスの使用方法を説明します。uji:comboBoxタグと以下のXMLデータを使って、「野球」、「サッカー」、「テニス」の3つの選択肢からなるコンボボックスを作成し、表示色をXML用項目クラスで指定する例を示します。

XMLデータBeanのサブクラスを作成し、XML用項目クラスのプロパティを追加します。次の例ではサブクラス名をMyXmlDataBeanとし、XmlComboBoxクラスのプロパティcomboBoxを追加しています。XmlComboBoxはuji:comboBoxに対応するXML用項目クラスです。

ビジネスクラスでは、XMLデータBeanとしてMyXmlDataBeanクラスを使用し、XMLデータをファイルから読み込みます。続いてXML用項目クラスを作成し、表示色を設定します。作成したXML用項目クラスはMyXmlDataBeanのcomboBoxプロパティにセットします。

XML用項目クラスを以下のように作成します。

なお、コンストラクタに与えたXMLデータBeanが保持しているXMLツリーは、項目クラスと共有されます。

タグでは、beanアトリビュートとpropertyアトリビュートでMyXmlDataBeanのcomboBoxプロパティを指定します。

この例のように、あらかじめ用意されているXML用項目クラスを使用する場合、 画面で表示、入力されるデータとXMLデータとの対応付けは、XMLデータBeanを使用する場合と同じになります。各XML用項目クラスが必要とするXMLデータの構造は、そのXML用項目クラスに対応するタグの“UJIタグリファレンス”を参照してください。

注意

XML用項目クラスはXMLデータBeanではありません。XML用項目クラスを使用する場合は、タグのxpath、selectedXPath、valueAttr等のXML連携機能専用のアトリビュートの値は無効です。各アトリビュートに対応するメソッドがXML用項目クラスに用意されているため、そちらを使用してください。

状況により、XMLデータと異なる選択肢を設定する場合は、項目クラスの追加、削除メソッドを使用して選択肢を変更します。

選択肢を追加するには、データBeanから項目クラスを取得し(24行目)、項目クラスの追加メソッドを使用して選択肢を追加します(27行目)。選択肢の削除および挿入することも可能です。詳細は各項目クラスの“APIリファレンス”を参照してください。