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 Apcoordinatorユーザーズガイド

6.1 XML連携機能の概要

XML連携機能により、データ形式としてXMLを使用するアプリケーションの作成が容易になります。XML連携機能では、XMLデータをデータBeanとして扱います。これをXMLデータBeanと呼びます。これを使って、画面部品タグやコンポーネントタグでXML内のデータを表示したり、入力されたデータでXMLを更新したりすることが可能です。また、XPathで指定したXML内データの参照、更新、追加および削除が可能です。

実行時に使用するXMLプロセッサについては、“13.2 実行時に必要なソフトウェア”を参照してください。

上の図に沿ってXML連携機能の概要を説明します。

(1) XMLデータの読み込みと保存
ファイルやInputStreamからのXMLの読み込みと、ファイルやOutputStreamへの保存が可能です。

(2) XMLデータの操作
XMLデータBeanのメソッドを使ってXML内のデータの参照、更新、追加および削除が可能です。XML内のどのデータにアクセスするかはXPathを使って指定します。

(3) タグを使った表示と入力
画面部品タグやコンポーネントタグでは、XMLデータBeanを使用してXMLデータを表示したり、入力データでXMLを更新したりすることが可能です。XML内のどのデータをタグで使用するかは、XPathを使って指定します。

この章では、上記1,2について説明します。3については、“16.5 タグによるXMLデータの利用”を参照してください