InterstageによりJ2EEを簡易に運用する場合の導入方法として、標準インストールがあります。
以下のような場合に、標準インストールをお勧めします。
J2EEの機能を、簡単に使用したい場合
標準インストール時に、Interstageの標準的な機能をインストールし、すぐに運用を開始することができます。
また、インストール後にサンプルアプリケーションを使用することにより、運用方法や、アプリケーションの作成方法を理解することができます。
標準インストールが完了した後は、Interstage管理コンソールを使用することで、簡易な操作で運用できます。
標準インストールによって、以下の機能がインストールされ、使用できます。
JDK 5.0
J2EE
Interstage EJBサービス
Servletサービス(Tomcat 5.5ベースのServletサービス)
Interstage JMS
Webサーバ(Interstage HTTP Server)
Interstage管理コンソール
Portable-ORB
セキュア通信サービス
ディレクトリサービス
フレームワーク
Webサーバコネクタ
JServlet Session Registry Client
サンプル
なお、上記の基盤として動作するために以下の機能が暗黙的にインストールされます。本マニュアルでは、これらの機能に対する説明も一部含まれています。
CORBAサービス(IIOP通信基盤)
コンポーネントトランザクションサービス(アプリケーション運用管理基盤)
イベントサービス(非同期通信基盤)
データベース連携サービス(トランザクション管理基盤)
Interstage JMXサービス
※) CORBAサービスおよびコンポーネントトランザクションサービスはEJBサービス、Servletサービスを利用する場合に必要な基盤機能です。Interstageを起動すると、これらのサービスは起動します。
※) イベントサービスは、JMSを利用する場合に必要な基盤機能です。JMSを利用する場合には、“J2EEユーザーズガイド”の“Interstage JMSの環境設定”を参照してください。
※) データベース連携サービスは、JTSを利用する場合に必要な基盤機能です。JTSを利用するには、“J2EEユーザーズガイド”の“JTSの運用”を参照してください。
インストールした環境は、以下の条件でInterstageをセットアップした環境と同様です。セットアップについての詳細は“運用ガイド”の“カストマイズ方法”を参照してください。CORBAサービスの動作環境定義については“チューニングガイド”を参照してください。
運用形態に含まれるサービス
運用形態には以下のサービスが含まれます。
isinitコマンドで“type1 EJB”を指定した状態と同じです。
CORBAサービス
ネーミングサービス
インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)
インタフェースリポジトリ(valueインタフェース)
コンポーネントトランザクションサービス
Interstageの起動
マシン起動時にInterstageが起動されます。