メッセージ送受信中の異常の原因を以下に示します。
受信キューの満杯
TCPコネクションの切断
入出力障害
MQDBRIDGEシステムは、受信用キューが、アプリケーションの未起動などの原因で満杯となり、メッセージ受信を停止することがあります。このとき、MQDBRIDGEシステムは、異常が発生した旨(メッセージ“KXL10314”)を通知して、該当のMQDBRIDGEセションを切断します。
受信キューの満杯状態からメッセージ受信を再開するためには、まず、満杯となった原因を取り除いた後、送信側MQDBRIDGEシステムで該当のブリッジノードを活性化して、メッセージ受信を再開します。
なお、容量の見直しについては、MQDのメッセージキューの場合は、“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。
CORBAのイベントチャネルの場合は、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”を参照してください。
メッセージ送受信中に、TCPコネクションを切断したり、何らかの原因で切断された場合、そのTCPコネクションを利用しているMQDBRIDGEセションは切断されて、メッセージ送受信は停止します。
TCPコネクション切断状態からメッセージ送受信を再開するためには、まず、TCPコネクションの切断原因を取り除いた後、送信側MQDBRIDGEシステムで該当のブリッジノードを活性化して、メッセージ送受信を再開します。
送受信用キューまたはCKPTファイルに入出力障害が発生した場合、メッセージ交換は停止します。この場合、MQDBRIDGEシステムは、異常が発生した旨のメッセージ(“KXL10301”, “KXL10302”, “KXL10303”, “KXL10304”, “KXL10305”, “KXL10306”, “KXL10307”,“KXL10308”,“KXL10309”, “KXL10310” , “KXL10317”または“KXL10325”)を出力して、該当のMQDBRIDGEセションを切断します。
入出力障害状態からメッセージ送受信を再開するためには、まず、送受信用キューまたはCKPTファイルの復旧作業を実施した後、送信側MQDBRIDGEシステムで該当のブリッジノードを活性化して、メッセージ送受信を再開します。