ここでは、Servletサービスの移行について説明します。
■リクエストのURIに'\'を含む場合
リクエストのURIに'\'(エンコードされている場合も該当)を含む場合、以下の製品では呼び出し可能であったコンテンツが呼び出しできなくなることがあります。リクエストのURIに'\'を含まないようにアプリケーションを修正してください。
Windows Server(R) 2003 for Itanium-based Systems以外のWindows製品上で動作するInterstage Application Server/Interstage Web Server V9.0
■セションIDの長さについて
Interstage Application Server 8.0以降では、セションIDの長さが長くなっています。
セションIDの一意性の範囲、桁数はServletサービスの実装により異なる可能性があります。セションIDをセション識別以外の目的で使用しないようにしてください。
■サーブレット実行環境の変更
Interstage Application Server/Interstage Web Server V9.0から、Tomcat 5.5ベースのサーブレット実行環境(Servletサービス)を提供しています。
本製品のV6.0から提供しているTomcat 4.1ベースのサーブレット実行環境(Servletサービス)は互換用として本製品でも提供しています。
Interstage Application Server 8.0以降では、V5.1以前のサーブレット実行環境であるTomcat3.1ベースのサーブレット実行環境(V5.1以前のServletサービス)を提供していません。以前のサーブレット実行環境からTomcat 5.5ベースのサーブレット実行環境への移行については、“Servletサービス(Tomcat 5.5ベースのサーブレット実行環境)への移行”を参照してください。
■isj2eeadminコマンドを使用して環境を構築する場合
Interstage Application Server/Interstage Web Server V9.0から、IJServer定義ファイルとWebサーバコネクタ定義ファイルにWebサーバ名の指定が必要になりました。
Interstage Application Server 8.0から抽出したファイルを使用するには、これらのファイルにWebサーバ名の指定を行ってからisj2eeadminコマンドで適用してください。Webサーバ名の指定については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の、“IJServer定義ファイル”および、“Webサーバコネクタ定義ファイル”を参照してください。