ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Interstage HTTP Server 運用ガイド

2.10 プロキシ機能

  Interstage HTTP Serverでは、プロキシ機能を実装しています。
  プロキシ機能には、以下の2種類があります。

フォワードプロキシ

  フォワードプロキシは、クライアントとWebサーバの間のクライアント側に位置し、クライアントの要求を代理してWebサーバにアクセスします。
  一般的に、本機能は、ファイアウォールで制限される内部ネットワークのクライアントから外部ネットワークのWebサーバへのアクセスを許可するために使用されます。また、プロキシサーバでは、Webサーバからのデータをキャッシュに保存できます。
  フォワードプロキシ機能は、環境定義ファイル(httpd.conf)で設定します。設定方法については、“3.2.15 プロキシ機能の設定”の“ワードプロキシ”を参照してください。


注意

  フォワードプロキシ機能を使用する場合、Webブラウザにおいてプロキシサーバを使用する設定を行ってください。


リバースプロキシ

  リバースプロキシは、クライアントとWebサーバの間のWebサーバ側に位置し、Webサーバの代理でクライアントの要求を受け付けます。
  一般的に、本機能は、外部ネットワークのクライアントからファイアウォールで制限される内部ネットワークのWebサーバへのアクセスを代行するために使用されます。また、プロキシサーバでは、Webサーバからのデータをキャッシュに保存できます。さらに、複数のホストに分散しているコンテンツなどを1つのホストが提供しているようにみせることが可能となります。
  リバースプロキシ機能は、環境定義ファイル(httpd.conf)で設定します。設定方法については、“3.2.15 プロキシ機能の設定”の“リバースプロキシ”を参照してください。


注意

  リバースプロキシ機能を使用する場合、リバースプロキシサーバとWebサーバ間の通信においてSSLは使用できません。