本アプリケーションをコンパイルする手順を説明します。
本アプリケーションは任意のディレクトリに複写して使用してください。なお、複写後の環境に合わせて各ファイルをカストマイズする必要があります。
以下の記号を使用して説明します。
$CURRENTは、本アプリケーションで使用するファイルが存在するフォルダを示します。
なお、本アプリケーションは、Microsoft(R) Visual C++(R)上のプロジェクトを使用してコンパイルすることを前提としています。
クライアントアプリケーションのコンパイルはプロジェクトを使用して実施します。
>cd $CURRENT >tdc -c tdsample1.idl ----------------------(a)
クライアントアプリケーションのコンパイル ---(b)
(a) IDLファイルをコンパイルします。
tdcコマンドを実行することで、クライアントアプリケーションを作成するうえで必要なファイルが生成されます。
なお、tdcコマンドはIDL定義をシステムに登録する機能も備えているため、すでにIDL定義が登録されている場合、tdcコマンドが異常終了します。その場合は、以下のオプションを指定してください。
-update
例:C言語の場合
>tdc -c -update tdsample1.idl
(b) クライアントアプリケーションをコンパイルします。
クライアントアプリケーションのコンパイルはMicrosoft(R) Visual C++(R) のプロジェクトを使用して行います。コンパイルはプロジェクトのビルドを実行することにより、クライアントアプリケーションの作成に必要なファイルのコンパイル、リンクを行います。
また、IDLファイルの内容を変更した場合、再度(a)のIDLファイルのコンパイルを実施した後、クライアントアプリケーションのリコンパイルを実施する必要があります。
プロジェクトのビルドが正常に終了した場合、プロジェクトファイルと同じフォルダに、tdsample1_c.exeが作成されます。
%cd $CURRENT %make ---------------(a)
$CURRENTは、本アプリケーションで使用するファイルが存在するディレクトリを示します。
(a) makeコマンドを実行します。
makeコマンドを実行することにより、tdcコマンドの実行、および、クライアントアプリケーションの作成に必要なファイルのコンパイル、リンクを行います。
makeコマンドが正常に終了した場合、makeコマンドを実行したカレントディレクトリに、tdsample1_c が作成されます。makeが失敗する場合には、以下のコマンドを実行してください。
%make clean