EARファイルを配備することにより、EJBアプリケーションとWebアプリケーションをインストールします。
以下に、IJServerビューのInterstage管理コンソールを使ってEARファイルを配備する方法を説明します。
実行環境として使用するサーバの情報をIJServerビューに設定します。IJServerビューのポップアップメニューから [サーバ変更]を選択します。以下の情報を入力して[次へ]をクリックします。
項目 | 入力内容 |
|---|---|
ホスト名 | アプリケーションサーバのホスト名を指定します。 |
Interstage JMXサービスのポート番号を指定する | チェックしません。 |
Interstage管理コンソールのポート番号 | Interstage管理コンソールのポート番号を指定します。 |
HTTPS通信を使用する | Interstage管理コンソールの運用形態に合わせて指定します。 |
[ログイン]ページが表示されます。サーバにログインするユーザ名とパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。
[デフォルト配備先選択]ページが表示されます。"IJServer" を選択し、[終了]をクリックします。
ポイント
アプリケーションを繰り返し配備する場合は、[パッケージエクスプローラ]ビューの資産を選択して配備する方法もあります。
ここで選択したワークユニットは、[パッケージエクスプローラ]ビューの資産を選択して配備をする場合にデフォルトの配備先となります。
IJServerビューのポップアップメニューから[Interstage管理コンソール]を選択します。Interstage管理コンソール画面が表示されます。ユーザ名、パスワードを入力してログインします。
ポイント
ログイン時に入力するユーザ名は、Interstageを運用しているサーバのオペレーティングシステムに登録されているユーザ名です。以降の操作は管理者権限が必要なため、ここでは管理者権限のあるユーザ名でログインします。
画面左側のツリーから、アプリケーションをインストールするワークユニットとして[ワークユニット]の中の[IJServer]を選択します。ワークユニットとは、アプリケーションが実行される実行環境の枠組です。運用に必要な情報(環境変数やクラスパスなど)の定義や、実行の開始、停止はワークユニットごとに操作できます。[IJServer]という名のワークユニットは、Interstageインストール時にあらかじめ設定されています。新規にワークユニットを作成して使用することもできますが、ここでは既存のワークユニットを利用します。
IJServerの設定を変更します。まず、IJServerビューで[IJServer]の状態が「停止」になっていることを確認します。次にInterstage管理コンソール画面の[環境設定]タブを選択し ワークユニット設定の[表示]とDBコネクション設定の[表示]をクリックします。以下の画面が表示されます。
入力する項目は以下のとおりです。
Windowsの場合
項目 | 入力内容 |
|---|---|
クラスパス | C:\Interstage\APC\lib\uji.jar |
パス | C:\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin |
Solaris, Linuxの場合
項目 | 入力内容 |
|---|---|
クラスパス | /opt/FJSVwebc/lib/uji.jar |
ライブラリパス | /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/bin |
また、[DBコネクション設定] の [データソース名] に「roomresvCMP」が設定されていることを確認します。
[適用]をクリックしてIJServerの定義を更新します。
EARファイルを配備するため、5に示したInterstage管理コンソール画面において、右側のペインの[配備]タブを選択します。以下の画面が表示されます。
[ファイルをアップロードして配備する]を選択し、[参照]をクリックして、配備するEARファイルを選択します。
次に [配備完了後、ワークユニットを起動する] チェックボックスのチェックをはずします。
[配備]をクリックすると配備が実行されます。右下のペインに配備の完了を示すメッセージが表示されます。
以上でアプリケーションのインストールは完了です。
