通信フレームワークは、クライアントJavaScriptアプリケーションとサーバ間の通信を支援する機能の総称です。Webブラウザ上で動作するJavaScriptから、非同期で、サーバ側にあるJavaで記述されたビジネスロジックを呼び出すためのフレームワークを提供します。
図3.1 通信フレームワークの構成
通信フレームワークでは、Apcoordinator連携機能、サーブレット連携機能、データ型変換機能、およびイベントログ機能を提供します。
Apcoordinator連携機能、サーブレット連携機能、およびイベントログ機能は、それぞれ、サーバ側とクライアント側で動作します。データ型変換機能は、サーバ側でだけ動作します。
サーバ側では、エントリサーブレットとして動作します。エントリサーブレットの詳細は、“5.3 エントリサーブレット”を参照してください。
クライアント側では、JavaScriptとして動作します。このJavaScript APIは、例外を通知することがあります。通知される例外オブジェクトの構造は、“3.10 通信フレームワーク内のエラー”を参照してください。
Apcoordinator連携機能は、ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションから、Apcoordinatorを利用する機能です。これにより、Apcoordinator上に作成された資産を活用することができます。
Apcoordinator連携機能の詳細は、“3.2 Apcoordinator連携機能”を参照してください。
サーブレット連携機能は、ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションから、サーブレットを利用する機能です。これにより、サーブレット上に作成された資産を活用することができます。
サーブレット連携機能の詳細は、“3.3 サーブレット連携機能”を参照してください。
データ型変換機能は、クライアントのJavaScriptとサーバのJava間での双方向オブジェクト変換機能です。通信フレームワークは、メソッド実行前後に、オブジェクト変換を行います。
データ型変換機能の詳細は、“3.6 データ型変換機能”を参照してください。
イベントログ機能は、ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションから、サーバ上にログを出力する機能です。
イベントログ機能の詳細は、“3.7 イベントログ機能”を参照してください。