各部品のプロパティで、部分更新が可能と明記されているプロパティについては、データプロバイダにより、オブジェクトのプロパティや配列の要素などデータの一部分を変更することができます。
データプロバイダを利用する場合の注意事項について、以下に示します。
データプロバイダは、部品のどのプロパティでもgetDataProviderにより取得することができます。
部品のプロパティで“更新”が“不可”の場合、データプロバイダのsetDataメソッドで更新することはできません。エラー(RCF11002)になります。
“更新”が“可能”の場合、setDataによりプロパティの値が設定できます。
部品のプロパティで“部分更新”が“可”の場合、データプロバイダのsetData以外の更新メソッド(注)でも部分更新が行えます。
“部分更新”が“不可”の場合は、それらのメソッドを呼び出すとエラー(RCF11010)になります。
プリミティブ型(String、Number、Boolean)の場合、部分更新という概念はありません。そのため、各部品の“更新”および“部分更新”欄は不可になっています。
“更新”が“可”となっているプロパティは、データプロバイダのsetDataメソッドで更新することが可能です。
注) 以下のメソッドです。
ObjectDataProvider
setProperty
addProperty
ArrayDataProvider
addItem
insertItemAt
removeItemAt
replaceItemAt
sortItems
DateDataProvider
setData以外のsetから始まるメソッド
データプロバイダの種類やメソッドについては、“付録B データプロバイダ”を参照してください。