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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworks管理者ガイド

F.1 Portlet API仕様の概要

Portlet APIは、ポータルページ内に表示されるコンテンツをポータルサーバに依存せずに生成することを目的として、JSR168で規定されている標準のAPIです。すなわち、Portlet APIで作成されたPortletは、Portlet API仕様に準拠した任意のポータルサーバ上で動作することができます。

また、各Portletは、WAR形式のPortlet Applicationとして提供され、ポータルサーバ内のPortlet Containerによって管理されます。Portletは、クライアントからのリクエストに応じて、Portlet Containerから呼び出され、Portlet Containerによってライフサイクルを管理されます。

Portletは、ポータルページの中に表示されるHTML、XHTMLなどの部分的なコンテンツを生成することができます。また、Portletはユーザ情報や設定情報によってカスタマイズされたコンテンツを生成することができます。


Portletを作成するときは、文字コードの氾濫を防ぐために、コンテンツやjspはUTF-8で記述し、charset指定もUTF-8を指定することを推奨します。

これらの特徴をもつPortletは、Servletと類似した仕組みのうえで動作する、Portal用のWeb Componentとして設計されています。PortletとServletの比較結果について、以下に説明します。

PortletがもつServletとの共通点:

PortletがもつServletとの相違点:

Portletがもつ独自の機能:

Portlet Mode

内容

VIEW

通常の表示モードです。

EDIT

利用者が編集できるモードです。

HELP

ヘルプを表示するモードです。


Window State

内容

NORMAL

通常の大きさで表示をします

MAXIMIZED

最大化して表示します

MINIMIZED

最小化して表示します

Portlet APIの詳細については、Portlet APIの仕様書(Java Portlet Specfication)を参照してください。