Webサーバ上にすでに作成されているコンテンツを部分的に切り出して、別のコンテンツとして利用したり、シナリオを使って複数のサーバの情報を統合して利用したりすることを、「コンテンツのカスタマイズ」と呼びます。
カスタマイズ方法の種類
コンテンツのカスタマイズ方法には、以下の種類があります。
シナリオでコンテンツを整形する。
シナリオを使用して、アクティブシナリオJSPでUSPにリクエストを発行し、その応答としてUSPから返却されるXMLまたはXHTML形式のコンテンツをアクティブドックJSP内で整形する方法です。
例えば、シナリオからはWebUSPを使い、Webサーバ上のHTML形式コンテンツをXHTMLに正規化した形で取得することができます。詳細は、“シナリオ作成支援ガイド”を参照してください。
コンテンツ切り出しツールを使用する。
コンテンツ切り出しツール使用して、Webサーバから返却されるHTMLの一部分だけを切り出して表示する方法であり、以下のようなケースで利用できます。
PCブラウザでの表示を考慮して作成された、大きなサイズのHTMLコンテンツに対し、重要な情報だけを切り出して、小さなコンテンツとして表示する場合。
複数の部門のホームページから What's new などの項目だけを切り出して、シナリオを使って別の1つのコンテンツとして表示する場合。
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詳細は、“12.3 カスタマイズ対象の設定”および“シナリオ作成支援ガイド”の“付録A シナリオ用タグリファレンス”を参照してください。 |
コンテンツ切り出しツールによる運用手順
コンテンツ切り出しツールを使用する場合は、以下の手順で行います。
カスタマイズしたいWebサイトを出します。
コンテンツ切り出しツールを起動し、対象のWebサイトに接続します(詳細は、12.2.1および12.2.2を参照)。
切り出し定義を行い、XSLスタイルシートに保存します(詳細は、12.2.3~12.2.9を参照)。
(休止中状態のカスタマイズ関連付けとして保存されます。)
Portalworks運用管理コンソールから、[システム全般]-[コンテンツカスタマイズ関連付け管理]を選択して、設定画面を表示します(詳細は、12.3.1を参照)。
「休止中の関連付け」を表示し、運用時に使用する定義を運用状態に変更します(詳細は、12.3.8を参照)。