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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworks管理者ガイド

1.3.1 運用開始までの作業の流れ

Portalworksを導入して、運用するには、以下の作業が必要です。

設計

Portalworksの導入/運用前には、Portalworksをどのように運用していくかを設計する作業が必要です。運用管理者は、以下についての運用設計を行います。

  • 認証システムとリポジトリの選定
    利用者管理用の認証システムとリポジトリ(利用者の詳細情報、ロール・サービスの管理情報、などの格納庫)の選定を行います。
    詳細については、“Portalworks解説書”を参照してください。

  • Portalworksのシステム構成の設計
    利用機能の選定やPortalworksのシステム構成の設計を行います。
    詳細については、“Portalworks解説書”を参照してください。

ディスクおよびメモリ見積もり作業

Portalworksの運用に必要なディスクおよびメモリ見積もりを行います。

  • ディスク見積もり
    運用設計に応じたディスク使用量をサーバについて算出します。
    リポジトリ用データベースのディスク見積もり式は以下のとおりです。

    データベース(※)

    見積もり式

    Symfoware

    人数×1.5MB + 40MB + [バックアップ対象ファイルサイズ32KB切り上げ]×1.5

    Oracle

    人数×1.4MB + 40MB + [バックアップ対象ファイルサイズ32KB切り上げ]×1.4

    PowerGres Plus

    人数×1.3MB + 40MB + [バックアップ対象ファイルサイズ32KB切り上げ]×2

    (※)サポートしているデータベースは以下のとおりです。


    • Symfoware、Oracle、PowerGres Plus


    • Symfoware、Oracle


    • Symfoware

    [バックアップ対象ファイル]

    • Portalworksの管理情報(バックアップ時にDB格納ツールでデータベースに格納する情報)

    なおこの値は、すべての利用者が全情報をシステムの実用限界まで登録した場合に必要となる最大値です。

    リポジトリにSymfowareを使用した場合、容量不足発生時にデータベース容量の拡張が可能です。容量不足発生時には、実行ログに「RDBE002」のエラーメッセージが出力されます。メッセージの詳細については、“E.2.17 RDBxnnn”を参照してください。また、リポジトリのデータベース容量の拡張方法については、Symfowareマニュアルを参照してください。

  • メモリ見積もり
    運用設計に応じたメモリ使用量をサーバについて算出します。
    Portalworks全体のメモリ見積もり式は、以下のとおりです。

    同時利用者数 × 1MB


この見積もり式は、Portalworksのみで使用する値です。オペレーティングシステムなどで使用する値は含んでいません。

導入作業

Portalworksおよび必要なソフトウェアをサーバ環境にインストールし、動作確認を行います。
詳細については、“Portalworksセットアップガイド”を参照してください。