Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworksシナリオ作成支援ガイド

1.5.4 USPまたはシナリオの選択条件の記述方法

シナリオのcallタグで使用する、USP／シナリオの選択条件の記述方法、および記述例を以下に示します。

callタグについては“A.5.1 callタグ”を参照してください。

選択条件の記述方法

USPおよびシナリオの選択条件は、アドバタイズ情報と同様の形式で作成します。選択条件は、例えば、日本語と英語で異なるシナリオを使う時に使われます。選択条件の記述の場合、通常のアドバタイズ情報の記述に加え以下のアトリビュートが使用できます。

• condition内の要素のアトリビュート

  condition内の要素のアトリビュートとしてrequiredが使用できます。requiredが「true」の場合、この条件は必須条件となりこの要素が表す条件式が存在しない場合、選択結果には格納されません。requiredを省略した場合、「required＝"false"」であるとみなされます。

記述例

選択条件の記述例を以下に示します。

<condition>
  <location required＝"true">横浜</location>
  <price operator＝"ge">20000</price>
  <price operator＝"le">40000</price>
</condition>
<condition>
  <location>エスポー</location>
  <price operator＝"ge">5000</price>
  <price operator＝"le">10000</price>
</condition>

条件マッチングの例

条件マッチングの例を以下に示します。

マッチングが成立するパターン

パターン1(全条件が一致)

USP/シナリオのアドバタイズ情報のconditionタグの内容	選択条件
<condition> <language>日本語</language> <server>LOCAL</server> </condition>	<condition> <language>日本語</language> <server>LOCAL</server> </condition>

パターン2(条件の一部が一致)

USP/シナリオのアドバタイズ情報のconditionタグの内容	選択条件
<condition> <language>日本語</language> <server>LOCAL</server> </condition>	<condition> <language>日本語</language> </condition>

パターン3(キーのマッチングが不成立となる)

USP/シナリオのアドバタイズ情報のconditionタグの内容	選択条件
<condition> <language>日本語</language> <server>LOCAL</server> </condition>	<condition> <price>10000</price> </condition>

マッチングが不成立となるパターン

パターン1(値のマッチングが不成立となる)

USP/シナリオのアドバタイズ情報のconditionタグの内容	選択条件
<condition> <language>日本語</language> <server>LOCAL</server> </condition>	<condition> <language>英語</language> <server>LOCAL</server> </condition>

パターン2(requiredアトリビュートが「true」)

USP/シナリオのアドバタイズ情報のconditionタグの内容	選択条件
<condition> <language>日本語</language> <server>LOCAL</server> </condition>	<condition> <price required="true">100000</price> </condition>