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Interstage Shunsaku Data Manager トラブルシューティング集

1.4.1 異常状態からの復旧手順

Shunsakuで運用を継続できない異常が発生した場合、管理者がShunsakuの異常の原因を取り除いたあと、Shunsakuを再起動することで、運用を再開することができます。


Shunsakuにおける異常発生から復旧までの流れは、以下の手順となります。


  1. 異常原因の対処

    異常が発生したサーバ上のシステムログ(syslog)またはイベントログに出力されるShunsakuのメッセージに対する利用者の対処方法にしたがって、異常となった原因を取り除いてください。

    注意

    メッセージに対する利用者の処置については、“メッセージ集”を参照してください。

  2. Shunsakuの再起動

    異常となった原因を取り除いたあと、対象サーバでshunsysstartコマンドを実行して、Shunsakuを再起動します。

    shunsysstart  -n Shunsakuシステム名

    Shunsakuを再起動すると自動的に通常運用が再開されます。


  3. サーチデータの再配置

    searcherに異常が発生していた場合、Shunsakuを再起動すると縮退後の運用から通常運用に自動的に遷移します。ただし、縮退でほかのsearcherに割り振られたサーチデータは縮退前の状態には復旧されません。searcher間のサーチデータを均等にする場合、shundresendコマンドを実行し、サーチデータの再配置を行います。

    shundresend -s  director識別子

注意

サーチデータの再配置を行っている間は、shundimportコマンド、APIによる検索用データの更新はできません。