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Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド

2.3.2 検索用データのディスク配置機能選択の指針

検索用データのディスク配置機能を利用するかどうかを検討します。

今までのメモリ検索に比べて、少ないサーバで大量のデータを扱うことができます。ただし、ディスクへのアクセスが発生するため、性能は低下します。

各機能のメリット、デメリットおよび適用業務を以下に示します。


機能名

メリット

デメリット

適用業務

サーチデータのオーバーフロー制御機能

  • メモリ不足による業務停止がない。

  • 通常はメモリ検索するので、検索性能は良い。

ディスクにデータが格納された場合、メモリだけで検索していたときよりも、検索性能が低下する。

検索速度が重視される、オンラインによる更新業務向き

ディスク検索機能

  • 大量データを扱える。

  • サーチサーバ台数を増やさずに省資源のシステム構成が可能。

  • 大容量ディスクが必要。

  • 検索時にディスクへのI/Oが発生するため、検索性能はディスクの性能に依存する。

  • データの更新や削除が頻繁に発生すると、ディスク上に無駄な領域が発生し、検索性能が低下する。無駄な領域が増え続けると、ディスク容量不足による業務停止に陥る場合がある。

データの更新・削除がなく、ログ解析などの大量データを蓄積する、データ量重視の業務向き


検索用データのディスク配置機能は、システム用動作環境ファイルおよびsearcher用動作環境ファイルで設定します。


ディスクの配置は、検索性能を考慮して決定します。

複数CPUの場合、1つのCPU(1searcher)に対して1つのディスクが割り当てられるように配置することを推奨します。


参照

システム用動作環境ファイルの設定方法については、“A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

searcher用動作環境ファイルの設定方法については、“A.5 searcher用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。