Shunsakuを利用する場合の適用モデルについて示します。
Shunsakuを利用する場合、以下の2つの適用モデルが想定されます。
コンテンツ統合モデル
単独利用モデル
コンテンツ統合モデルとは、分散して存在する異なる形式のデータを、統合的に取り扱うことができるシステムモデルです。
たとえば、ある企業体における各事業所に分散した、異なるスキーマのデータベースに格納されたデータを想定します。コンテンツ統合モデルでは、これらのデータを収集して、XML形式に変換します。異なるスキーマのデータをXML形式にすることで、各データのスキーマの差異を吸収します。次に、XML形式に変換されたデータをShunsakuに展開します。Shunsakuは、すべてのXML要素の値に対して検索が可能です。各事業所に分散したデータの横断的な検索を行えるようになるため、データを有効に活用することができます。
このモデルでは、データをXML化することで、異なるスキーマのデータを統合的に扱うことができるとともに、システム構築後、収集元のデータに対して項目追加や変更が発生しても、Shunsakuではデータの定義変更や新たな定義追加を行う必要がないため、柔軟に対応することができます。
単独利用モデルとは、Shunsakuを利用して、これまでは実現が困難であった新たな業務を構築するモデルです。
このモデルでは、XML化されたテキストデータをShunsakuへ展開することにより、Shunsakuの持つ特長を活かしたシステムを手軽に構築することができます。