名前
形式
shunrdb | -r { all | diff } |
機能説明
Linkexpress Replication optionの抽出定義で指定したSymfowareのデータベースの表またはDSIに対して、shundimportコマンドの入力ファイルとなる抽出データファイルを作成します。
データベースとの連携方法については、“データベース連携ガイド”を参照してください。
オプション
抽出定義で指定したデータベースの表に格納されているすべてのデータから、抽出データファイルを作成します。
Linkexpress Replication optionの機能で抽出した差分ログファイルから、抽出データファイルを作成します。
抽出定義名を指定します。
抽出データファイル出力先のファイルのパス名を絶対パス名で指定します。
抽出データファイルパス名に指定できる長さは、224バイトまでです。
本コマンドが利用する作業用領域のディレクトリのパス名を絶対パス名で指定します。
ワークディレクトリパス名に指定できる長さは、224バイトまでです。
作業用領域として必要な容量の見積りを以下に示します。
作業用領域 = 抽出対象とするBLOB列のサイズ × 2 |
使用例
抽出定義(REPDEF01)で指定したデータベースの表に格納されているすべてのデータから、抽出データファイル(/home/rdb2/list01)を作成します。
shunrdb -r all -l REPDEF01 -f /home/rdb2/list01 -w /tmp |
Linkexpress Replication optionの機能で抽出した差分ログファイルから、抽出データファイル(/home/rdb2/list02)を作成します。
shunrdb -r diff -l REPDEF01 -f /home/rdb2/list02 -w /tmp |
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了
注意
本コマンド実行前に、Linkexpress Replication optionを使用して抽出定義の登録処理(lxrepcreコマンド)により、抽出定義をシステムに登録しておく必要があります。
差分ログファイルから抽出データファイルを作成する場合は、抽出定義の登録後、差分データの取得開始(lxrepenaコマンド)を宣言しておく必要があります。
本コマンドは、スーパーユーザーのみ実行可能です。
本コマンドにより作成される抽出データファイルは、スーパーユーザーの許可モードを持ちます。
抽出定義で指定したデータベースの表には、SELECT権が必要です。
抽出定義で指定したデータベースの表のDSOがSEQUENTIAL構造である必要があります。
本コマンドの実行中にキャンセルをした場合、ワークディレクトリパス配下に“TAIS”で始まるファイルが残ることがあります。この場合は、ファイルを削除してください。
本コマンドを実行すると、Symfoware Serverのrdbtaisコマンドが呼び出されます。そのため、RDBコマンドを動作させるための環境変数をあらかじめ設定する必要があります。設定方法については、“FUJITSU Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。