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 Apcoordinatorユーザーズガイド

F.5.2 エンコーディングの詳細について知りたい

一般的に利用されるエンコーディングと、そのエンコーディングで利用できる文字を説明します。

エンコーディングの種類

一般的に利用されるエンコーディングの指定には、以下のものがあります。

エンコーディング名

説明

SJIS

JIS規格に準拠したシフトJISです。

EUC-JP

JIS規格に準拠したEUCです。

windows-31j
またはMS932

Windows拡張文字を含んだシフトJISです。

UTF-8

データをUnicode形式で送受信します。

Shift_JIS

一般にはSJISの別名ですが、Windows上でJDKの古いバージョンを使う場合はwindows-31jと判断されます。

UTF-8の場合は、ブラウザ側で必要に応じて文字コードを変換します。その他のエンコーディングは、サーバ側で文字コード変換が行われます。

エンコーディングを指定する場所

エンコーディングは以下の場所で指定します。

指定する場所

説明

JSP自体のエンコーディング

JSPを保存するときに指定するエンコーディングです。エディタ等で明に指定するか、OSの標準のエンコーディングが使われます。

<%@ page>のcontentType指定

JSPサーバがJSPファイルのエンコーディングを認識するために使用します。

<META>のcontent指定

ブラウザが送受信のエンコーディングを認識するために使用します。

web.xmlのuji.defaultEncoding

Apcoordinatorが受信データのエンコーディングを認識するために使用します。

エディタ等での指定方法は各エディタに依存します。

<META>での指定はブラウザに依存しますが、windows-31jおよびSJISの場合には、"Shift_JIS"と指定するのが一般的です。

エンコーディング利用できる文字

通常の英数字やJIS漢字は各エンコーディングで利用可能です。

利用時に注意の必要な文字を以下に示します。

文字

SJIS

EUC-JP

Windows-31j

UTF-8

備考

半角円記号、半角ティルダは、フォントの指定やOSによって異なる外観となります。

UTF-8を指定する場合には、OSによって異なるコードで入力されます。

windows-31jを指定した場合、またはUTF-8指定でWindows上のブラウザを利用する場合には、標準JISとは異なるコードで入力されます。

マル付き数字、ローマ数字、など(*1)

×

×

Windows上のブラウザでのみ利用できます。

拡張漢字など(*2)

×

×

Windows上のブラウザでのみ利用できます。

補助文字

×

×

×

Unicode仕様においてFFFF(16進数表記)より大きいコードポイントを持つ文字を補助文字と呼びます。日本語の文字については、JIS X 0213:2004 (JIS2004)において、第3水準、第4水準の文字の一部が補助文字となっています。利用するには、ブラウザとその動作OSが補助文字に対応している必要があります。

該当する文字の詳細は以下です。

(*1)

(*2)

関連項目