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 Apcoordinatorユーザーズガイド

19.2.2 クライアントアプレットの作成

クライアントアプレットの作成方法を説明します。

サーバアプリケーションとの通信

アプレットクラスから、サーバアプリケーションと通信するには、com.fujitsu.uji.ext.UjiServletConnectionを利用します。

手順は次のとおりです。

  1. com.fujitsu.uji.ext.UjiServletConnectionオブジェクトを、送信先のURLを引数にして作成します。

  2. 送信するデータBeanを作成します。

  3. com.fujitsu.uji.ext.UjiServletConnectionオブジェクトのinvokeメソッドを利用して、サーブレットと通信します。

  4. サーブレットから送られてきたjava.io.Objectをユーザ定義のデータBeanにキャストします。

上記の手順の例を次に示します。

import java.net.URL;
import com.fujitsu.uji.ext.UjiServletConnection;


// 接続先のURLをjava.net.URLオブジェクトとして作成します。
URL url = new URL("http://somehost/myServlet");

// UjiServletConnectionオブジェクトです。
UjiServletConnection conn = null;

// 送信するデータBeanを作成します。
MyDataBean bean = new MyDataBean();

// アプレットからデータを取得します。
bean.setName(field.getText());

// サーブレットと通信し、返却値を取得します。
try{
   // 送信先URLを使って、UjiServletConnectionオブジェクトを生成します。
   conn = new UjiServletConnection(url);
   // データBeanとコマンドを送信します。
   bean = (MyDataBean)conn.invoke(bean, "doSomething");
} catch(Exception e){
   // 通信に失敗した場合の処理を記述します。
}

ポイント

サーバアプリケーションと通信した後に画面全体を遷移したい場合はUjiServletConnectionクラスのdispatchメソッドを使用します。dispatchメソッドの詳細は“APIリファレンス”を参照してください。