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 Apcoordinatorユーザーズガイド

12.3.2 メッセージ送信サービスアダプタ

イベントサービスPoint-To-Pointモデルにより、メッセージを送信する機能を提供します。送信メッセージは、javax.jms.BytesMessageの本文とし、UTF-8エンコーディング形式を使用してバイトメッセージを送信します。

AsyncServiceFactoryインタフェースで指定したサービス名が、asyncマップで定義したpostMsgタグのname属性と一致する場合に、メッセージ送信サービスアダプタを生成します。本サービスアダプタでは、直接呼び出しのみを行うことができます。

注意

イベントサービスについての詳細は、次のInterstageオンラインマニュアルを参照してください。

  • Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)

次は、MyPostMsgというサービス名のアダプタを直接呼び出しするasyncマップの定義例です。

  <postMsg name="MyPostMsg" transaction="false" jndi="MyJndi" 
      queueFactory="PostQueueFactory" queue="PostQueue" />

次は、上記asyncマップのサービスを利用するプログラム例です。

  AsyncServiceFactory factory
   = (AsyncServiceFactory)InitialFactory.createFactory(context, InitialFactory.ASYNCSERVICEFACTORY);
  // postMsgタグのname属性がMyPostMsgの環境を参照しサービスアダプタインスタンスを生成する。
  AsyncServiceAdapter adapter = factory.createAsyncServiceAdapter("MyPostMsg");
  adapter.begin(null);
  // executeメソッドを呼び出す。
  adapter.execute("送信メッセージ", null);
  ...

beginメソッド

サービスアダプタを初期化します。

引数へはnullを指定します。

executeメソッド

指定の文字列を送信します。

第一引数へは送信する文字列を指定します。
第二引数へはnullを指定します。

getResultメソッド

常にnullを返します。

MQ連携サービスの利用

メッセージの送信先をMQ連携サービスで使用するメッセージキューとすることで、MQ連携サービスのメッセージ送信機能を利用することが可能です。MQ連携サービスの詳細は、MQ連携サービス 説明書を参照してください。

以下に、MQ連携サービスを利用する場合の構成を図示します。