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 Apcoordinatorユーザーズガイド

12.1.1 構成

バックエンド連携サービスライブラリの構成について説明します。バックエンド連携サービスライブラリが提供するモジュールは、図中では、アダプタ、サービスアダプタ、イベント処理Beanです。

アダプタ

CORBAアプリケーションや、利用者が作成したアプリケーションを呼び出す連携サービスにおける共通なインタフェース(AsyncServiceAdapterインタフェース)です。

Apcoordinatorアプリケーションのビジネスクラスより、このインタフェースを実装した各種サービスアダプタを利用することにより、同一インタフェースでバックエンド連携サービスライブラリの利用が行えます。

AsyncServiceAdapterインタフェースを実装した各種サービスアダプタは、AsyncServiceFactoryインタフェースにより取得します。

サービスアダプタ

AsyncServiceAdapterインタフェースを実装したサービスを実行するクラスです。サービスアダプタには、CORBAアプリケーションを呼び出す、CORBAサービスアダプタや、利用者がインタフェースを実装したサービスアダプタなどがあります。

イベント処理 Bean

イベントサービスを利用した同期呼び出し、および、非同期呼び出しを行う場合に、サービスアダプタの呼び出し制御を行うEJB(AsyncServiceMessageDrivenBeanクラス)です。

Apcoordinatorアプリケーションのビジネスクラスにて、アダプタを利用しアプリケーションの呼び出し要求を行うと、イベントサービスを経由し、イベント処理Beanへ呼び出し要求が通知されます。イベント処理Beanでは、呼び出し要求に従い処理を行います。

asyncマップ

利用するサービスアダプタやイベントサービス、および、サービスの呼び出し方法といったバックエンド連携サービスライブラリの定義ファイルです。定義ファイルは、asyncmap.xmlというファイル名で、所定の場所へ格納します。

イベントサービス

バックエンド連携サービスライブラリでは、J2EEで規定されたJMS APIを使用してイベントサービスを利用しています。JMSについての詳細は、Interstageオンラインマニュアルの J2EE ユーザーズガイド を参照してください。