.NET APIでは、以下に示すデータの更新ができます。
XML文書の追加
レコードIDによるXML文書の削除
レコードIDによるXML文書の更新
参考
ダイレクトアクセスキーを使ったデータ更新も可能です。
ダイレクトアクセスキー機能の詳細については、“第6章 ダイレクトアクセス機能”を参照してください。
C# .NETのデータを更新するサンプルプログラムは、“G.2 データの更新”、VB .NETのデータを更新するサンプルプログラムは、“H.2 データの更新”、C++ .NETのデータを更新するサンプルプログラムは、“I.2 データの更新”を参照してください。
以降に、データの更新を行うアプリケーションの作成方法について説明します。
データを追加するには、Insertメソッドを使用します。
データを追加する場合の流れについて、以下の図に示します。
図10.13 データを追加する場合の流れ
C# .NETの記述例
ShunService service = new ShunService(); service.Connect(); String data = "<document>" +" <base>" : +" </base>" +" <information>" : +" </information>" +"</document>"; ShunRecordCollection recCol = new ShunRecordCollection(); (1) |
VB .NETの記述例
Dim service As New ShunService() service.Connect() Dim data As String = "<document>" _ &" <base>" _ : &" </base>" _ &" <information>" _ : &" </information>" _ &"</document>" Dim recCol As New ShunRecordCollection() (1) Dim record As New ShunRecord( data ) (2) recCol.Add( record ) (3) service.Insert( recCol ) (4) service.Disconnect() |
ShunRecordCollectionオブジェクトを作成します。
追加したいXML文書をShunRecordオブジェクトに設定します。XML文書を設定するには、以下のメソッドを使用します。使用可能なメソッドについては以下の表を参照してください。
メソッド名またはプロパティ名 | 機能説明 |
---|---|
ShunRecord(String data) | XML文書をコンストラクタの引数に指定してShunRecordオブジェクトを生成します。 |
ShunRecord(Stream stream) | XML文書をコンストラクタの引数に指定してShunRecordオブジェクトを生成します。 |
Dataプロパティ | XML文書を指定します。 |
setData(Stream stream) | XML文書を指定します。 |
ShunRecordオブジェクトを、ShunRecordCollectionオブジェクトに設定します。
ShunRecordオブジェクトを設定するには、以下のメソッドを使用します。使用可能なメソッドについては以下の表を参照してください。
メソッド名またはプロパティ名 | 機能説明 |
---|---|
Add(ShunRecord record) | ShunRecordをShunRecordCollection の末尾に追加します。 |
AddRange(ShunRecord[ ] records) | ShunRecord配列の要素を ShunRecordCollectionの末尾にコピーします。 |
Insert(int index, ShunRecord record) | ShunRecordCollection 内の指定したインデックス位置に、ShunRecord を挿入します。 |
Item[int index] | 指定したインデックス位置のShunRecordを置き換えます。 |
追加の実行はInsertメソッドを使用します。
データを削除するには、Deleteメソッドを使用します。
.NET APIでは、レコードIDを使用してデータを削除します。データを削除する前に、削除したいデータのレコードIDを取得しておく必要があります。
レコードIDを指定してデータを削除する場合の流れについて、以下の図に示します。
図10.14 レコードIDを指定してデータを削除する場合の流れ
C# .NETの記述例
ShunService service = new ShunService(); service.Connect(); ShunRecordCollection recCol = new ShunRecordCollection(); (1) |
VB .NETの記述例
Dim service As New ShunService() service.Connect() Dim recCol As New ShunRecordCollection() (1) |
ShunRecordCollectionオブジェクトを作成します。
削除したいShunRecordオブジェクトを、ShunRecordCollectionオブジェクトに設定します。
ShunRecordオブジェクトを設定するには、以下のメソッドを使用します。使用可能なメソッドについては以下の表を参照してください。
メソッド名またはプロパティ名 | 機能説明 |
---|---|
Add(ShunRecord record) | ShunRecord を ShunRecordCollection の末尾に追加します。 |
AddRange(ShunRecord[ ] records) | ShunRecord 配列の要素を ShunRecordCollection の末尾にコピーします。 |
Insert(int index, ShunRecord record) | ShunRecordCollection 内の指定したインデックス位置に、 ShunRecord を挿入します。 |
Item[int index] | 指定したインデックス位置のShunRecordを置き換えます。 |
削除の実行はDeleteメソッドを使用します。
XML文書を更新するには、Updateメソッドを使用します。
.NET APIでは、レコードIDを使用してデータを更新します。データを更新する前に、更新したいデータのレコードIDを取得しておく必要があります。レコードIDによるXML文書の更新とは、新しいXML文書で既存のXMLを置換することを指します。既存のXML文書中のデータを部分的に更新することはできません。
レコードIDを指定してデータを更新する場合の流れについて、以下の図に示します。
図10.15 レコードIDを指定してデータを更新する場合の流れ
C# .NETの記述例
ShunService service = new ShunService(); service.Connect(); ShunSearchRequirement req = new ShunSearchRequirement(); req.QueryExpression = "/document/base/prefecture == '大阪'"; req.ReturnExpression = "/"; ShunResultSet rs = service.Search( req ); (1) |
VB .NETの記述例
Dim service As New ShunService() service.Connect() Dim req As New ShunSearchRequirement() req.QueryExpression = "/document/base/prefecture == '大阪'" req.ReturnExpression = "/" Dim rs As ShunResultSet = service.Search( req ) (1) Dim updateRecord As ShunRecord = Nothing (1) |
更新対象のShunRecordオブジェクトを取得します。
更新したいXML文書をShunRecordオブジェクトに設定します。XML文書を設定するには、以下のメソッドを使用します。使用可能なメソッドについては以下の表を参照してください。
メソッド名またはプロパティ名 | 機能説明 |
---|---|
ShunRecord(String data) | XML文書をコンストラクタの引数に指定してShunRecordオブジェクトを生成します。 |
ShunRecord(ShunRecordID recordID, String data) | レコードIDとXML文書をコンストラクタの引数に指定してShunRecordオブジェクトを生成します。 |
ShunRecord(ShunRecordID recordID, Stream stream) | レコードIDとXML文書をコンストラクタの引数に指定してShunRecordオブジェクトを生成します。 |
Dataプロパティ | XML文書を指定します。 |
ShunRecordCollectionオブジェクトを作成します。
ShunRecordオブジェクトを、ShunRecordCollectionオブジェクトに設定します。
ShunRecordオブジェクトを設定するには、以下のメソッドを使用します。使用可能なメソッドについては以下の表を参照してください。
メソッド名またはプロパティ名 | 機能説明 |
---|---|
Add(ShunRecord record) | ShunRecord を ShunRecordCollection の末尾に追加します。 |
AddRange(ShunRecord[ ] records) | ShunRecord 配列の要素を ShunRecordCollection の末尾にコピーします。 |
Insert(int index, ShunRecord record) | ShunRecordCollection 内の指定したインデックス位置に、 ShunRecord を挿入します。 |
Item[int index] | 指定したインデックス位置のShunRecordを置き換えます。 |
更新の実行はUpdateメソッドを使用します。