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Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド

5.1.2 トランザクションの開始と終了

トランザクションは、コネクション確立後、または前のトランザクション終了後、データに対する初回の更新操作によって自動的に開始されます。以降のデータ更新はトランザクションが終了されるまで、このトランザクションの一部となります。

トランザクションは、コミットまたはロールバックすることで終了されます。
コミットとは、すべての変更を有効にすることです。
ロールバックとは、すべての変更を取り消すことです。

コミットおよびロールバックは、以下のAPIを使用します。これらのAPIを用いることで、アプリケーションはいつでもトランザクションを終了することができます。


種別

API

Java API

commit

rollback

.NET API

Commit

Rollback

C API

ShunCommit

ShunRollback


このほか、トランザクションは以下のような場合に終了します。
終了要因と動作について説明します。


終了要因

動作

アプリケーションプロセスが消滅した場合

そのアプリケーションプロセスが実行中のトランザクションはロールバックされます。

アプリケーションを配置したサーバのダウンや通信障害により、アプリケーションプロセスが消滅したとconductorが判断した場合(注)

トランザクションを継続できないエラーが発生した場合

そのトランザクションはロールバックされ、そのことがAPIの結果としてアプリケーションに通知されます。

注)復旧方法の詳細については、“トラブルシューティング集”の“Shunsakuシステムの復旧”を参照してください。