3.17.3 Contained共通インタフェース

この節で説明するメソッドは、他のインタフェースリポジトリオブジェクトに包含される各インタフェースリポジトリオブジェクト（Containedと呼びます）に継承されて、その継承先のインタフェースリポジトリオブジェクトのメソッドとして使用できます。

名前

org.omg.CORBA.Contained.id

形式

public interface Contained extends org.omg.CORBA.IRObject,
       ContainedOperations, org.omg.CORBA.portable.IDLEntity,
       org.omg.CORBA.Object
{
       public java.lang.String id();
}

機能説明

インタフェースリポジトリオブジェクトのリポジトリIDを返します。

復帰値

正常終了した場合は、リポジトリIDが返されます。
異常終了した場合は、org.omg.CORBA.SystemExceptionが発生します。

システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

名前

org.omg.CORBA.Contained.name

形式

public interface Contained extends org.omg.CORBA.IRObject,
       ContainedOperations, org.omg.CORBA.portable.IDLEntity,
       org.omg.CORBA.Object
{
       public java.lang.String name();
}

機能説明

インタフェースリポジトリオブジェクトの名前を返します。

復帰値

正常終了した場合は、名前（org.omg.CORBA.Identifier型）が返されます。
異常終了した場合は、org.omg.CORBA.SystemExceptionが発生します。

システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

名前

org.omg.CORBA.Contained.defined_in

形式

public interface Contained extends org.omg.CORBA.IRObject,
       ContainedOperations, org.omg.CORBA.portable.IDLEntity,
       org.omg.CORBA.Object
{
       public org.omg.CORBA.Container defined_in();
}

機能説明

インタフェースリポジトリオブジェクトを包含しているオブジェクト（Container）のオブジェクトリファレンスを返します。

復帰値

正常終了した場合は、オブジェクトリファレンスが返されます。
異常終了した場合、org.omg.CORBA.SystemExceptionが発生します。

システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

名前

org.omg.CORBA.Contained.describe

形式

public interface Contained extends org.omg.CORBA.IRObject,
       ContainedOperations, org.omg.CORBA.portable.IDLEntity,
       org.omg.CORBA.Object
{
       public org.omg.CORBA.ContainedPackage.Description describe();
}

機能説明

インタフェースリポジトリオブジェクトの情報としてorg.omg.CORBA.ContainedPackage.Descriptionを返します。返される情報はそれぞれのインタフェースリポジトリオブジェクトにより異なり、各インタフェースリポジトリオブジェクト固有の情報はorg.omg.CORBA.ContainedPackage.Descriptionのvalueメンバに保持されます。valueはCORBA.any型の構造体であり、その_valueメンバにはインタフェースリポジトリオブジェクトの種別によって、それぞれ次のクラスが設定されます。各構造体の詳細は“3.17.1 型の定義”を参照してください。

org.omg.CORBA.ModuleDefオブジェクト
org.omg.CORBA.ConstantDefオブジェクト
org.omg.CORBA.StructDefオブジェクト
org.omg.CORBA.UnionDefオブジェクト
org.omg.CORBA.EnumDefオブジェクト
org.omg.CORBA.AliasDefオブジェクト
org.omg.CORBA.ExceptionDefオブジェクト
org.omg.CORBA.AttributeDefオブジェクト
org.omg.CORBA.OperationDefオブジェクト
org.omg.CORBA.InterfaceDefオブジェクト

ModuleDescriptionクラス
ConstantDescriptionクラス
TypeDescriptionクラス
TypeDescriptionクラス
TypeDescriptionクラス
TypeDescriptionクラス
ExceptionDescriptionクラス
AttributeDescriptionクラス
OperationDescriptionクラス
InterfaceDescriptionクラス

復帰値

正常終了した場合は、org.omg.CORBA.ContainedPackage.Descriptionが返されます。
異常終了した場合は、org.omg.CORBA.SystemExceptionが発生します。

システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

(1) org.omg.CORBA.Contained.def_kind()

  (1)については、“IRObject共通インタフェース”を継承します。
  “org.omg.CORBA.IRObject”の部分を“org.omg.CORBA.Contained”に置き換えて使用することができます。
  関数の仕様については、“3.17.2 IRObject共通インタフェース”を参照してください。

3.17.3 Contained共通インタフェース

3.17.3.1 org.omg.CORBA.Contained.id()

3.17.3.2 org.omg.CORBA.Contained.name()

3.17.3.3 org.omg.CORBA.Contained.defined_in()

3.17.3.4 org.omg.CORBA.Contained.describe()

3.17.3.5 継承されて使用できるメソッド