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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

2.15.9 CosTransactions::Current::suspend

名前

  CosTransactions::Current::suspend

形式

  #include  "orb_cplus.h"
  #include  "CosTransactions_cplus.h"
  CosTransactions::Control  CosTransactions::Current::suspend(
                            CORBA::Environment&      env);

機能説明

  アプリケーションで生成したトランザクションをいったんスレッドとの関係を切り離し、停止させます。そのトランザクションを管理するトランザクションコンテキストを管理するControlオブジェクトを返します。
  この機能が正常終了した場合、resume機能が実行されるまで、このトランザクションは有効になりません。
  CurrentインタフェースのオブジェクトリファレンスはCORBA::ORB::resolve_initial_referencesメソッド(CORBA::ORB::ObjectId_TransactionCurrent)で取得します。

パラメタ

  env

  例外情報を獲得するためにCORBA::Environmentオブジェクトを指定します。

復帰値

  正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。

  システム例外の場合、以下の例外が発生します。

CORBA::StExcep::NO_MEMORY:
  動的メモリの獲得に失敗しました。
CORBA::StExcep::UNKNOWN:
  CORBAサービスで初期化エラーが発生しました。
CORBA::StExcep::INTERNAL:
  CORBAサービスで異常が発生しました。