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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.19.1 TransactionFactoryインタフェース

1.19.1.1 CosTransactions_TransactionFactory_create

名前

  CosTransactions_TransactionFactory_create

形式

  #include  "orb.h"
  #include  "CosTransactions.h"
  CosTransactions_Control  CosTransactions_TransactionFactory_create(
                      CosTransactions_TransactionFactoy  tran_factoy,
                        CORBA_unsigned_long           time_out,
                        CORBA_Environment                *env);

機能説明

  新しくトランザクションを生成します。そのトランザクションコンテキストを管理するControlオブジェクトを生成し、そのオブジェクトリファレンスを返します。
  Currentインタフェースのbegin相当の機能を作成する場合に使用します。よって、Currentインタフェースとの併用はできません。

パラメタ

  tran_factoy

  CORBA_ORB_resolve_initial_references()のidentifierパラメタに“TransactionService”を指定して獲得します。

  time_out

  トランザクションのタイムアウト時間を指定します。トランザクション開始前にCosTransactions_Current_set_timeoutメソッドを使用した場合は、そのメソッドで指定した時間を指定します。

  *env

  例外情報を獲得するためにCORBA_Environment構造体を参照するポインタを指定します。

復帰値

  正常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_NO_EXCEPTIONが設定され、復帰値にControlオブジェクトのオブジェクトリファレンスを返します。異常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、env構造体の_idに詳細情報が設定されます。

  システム例外の場合、以下の詳細情報が設定されます。
ex_CORBA_StExcep_NO_IMPLEMENT:
  OTSシステムが起動されていません。
ex_CORBA_StExcep_COMM_FAILURE:
  通信異常が発生しました。
ex_CORBA_StExcep_NO_RESOURCES
  資源不足が発生しました。
ex_CORBA_StExcep_NO_MEMORY:
  動的メモリの獲得に失敗しました。
ex_CORBA_StExcep_INTERNAL:
  CORBAサービスで異常が発生しました。

1.19.1.2 CosTransactions_TransactionFactory_recreate

名前

  CosTransactions_TransactionFactory_recreate

形式

  #include  "orb.h"
  #include  "CosTransactions.h"
  CosTransactions_Control  CosTransactions_TransactionFactory_recreate(
                        CosTransactions_TransactionFactoy  tran_factoy,
                      CosTransactions_PropagationContext *ctx,
                        CORBA_Environment            *env);

機能説明

  トランザクションコンテキストを管理するControlオブジェクトを再生成し、そのオブジェクトリファレンスを返します。
  Currentインタフェースのbegin相当の機能を作成する場合に使用します。よって、Currentインタフェースとの併用はできません。

パラメタ

  tran_factoy

  CORBA_ORB_resolve_initial_references()のidentifierパラメタに“TransactionService”を指定して獲得します。

  *ctx

  CosTransactions_Coordinator_get_txcontext機能で取得したPropagationContextを参照するポインタを指定します。

  *env

  例外情報を獲得するためにCORBA_Environment構造体を参照するポインタを指定します。

復帰値

  正常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_NO_EXCEPTIONが設定され、復帰値にControlオブジェクトのオブジェクトリファレンスを返します。異常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、env構造体の_idに詳細情報が設定されます。

  システム例外の場合、以下の詳細情報が設定されます。
ex_CORBA_StExcep_NO_IMPLEMENT:
  OTSシステムが起動されていません。
ex_CORBA_StExcep_COMM_FAILURE:
  通信異常が発生しました。
ex_CORBA_StExcep_NO_RESOURCES
  資源不足が発生しました。
ex_CORBA_StExcep_NO_MEMORY:
  動的メモリの獲得に失敗しました。
ex_CORBA_StExcep_INTERNAL:
  CORBAサービスで異常が発生しました。