名前
EventFactory_create
形式
#include <EventService.h> CosEventChannelAdmin_EventChannel EventFactory_create( EventFactory obj, CORBA_string key, EventFactory_Option *data, CORBA_Environment *env ); typedef struct { CORBA_long max_queuing; CORBA_long life_time; EventFactory_Model model; } EventFactory_Option;
機能説明
イベントチャネルを生成し、生成したイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを返します。
本メソッドはオブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA_Object_release()を使用して領域を解放する必要があります。
パラメタ
CORBA_ORB_resolve_initial_references()のidentifierパラメタに“EventFactory_ObjectId_Factory”を指定して獲得したオブジェクトリファレンス。
コンシューマ/サプライヤで共通のキーワードを、64バイト以内の文字列で指定します。
共通のキーワードを指定することにより同じイベントチャネルのオブジェクトリファレンスが返されます。
EventFactory_Option構造体を指定します。
EventFactory_Option構造体の各メンバには、以下の値を設定します。
メンバ | 設定値 |
---|---|
max_queuing | 最大データ蓄積数。EventFactory_ES_DEFAULT_VALUEを指定した場合、イベントサービスの構成情報の設定で指定した“イベントチャネルに蓄積できるイベントデータ数の最大値”の値を使用します。 |
life_time | データ保持時間(秒)。EventFactory_ES_DEFAULT_VALUEを指定した場合、イベントサービスの構成情報の設定で指定した“蓄積したイベントデータの生存時間(秒)”の値を使用します。0を指定した場合、タイムアウト監視は行いません。 |
model | 接続モデルとして以下の値を指定します。 |
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_NO_EXCEPTIONが設定され、生成されたイベントチャネルのオブジェクトリファレンスが返されます。
異常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、env構造体の_idに詳細情報が設定されます。
システム例外の場合、“メッセージ集”の“イベントサービスから通知される例外情報/マイナーコード”および“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照し、設定されたシステム例外およびマイナーコードに対する対処を行ってください。
名前
EventFactory_create_channel
形式
#include <EventService.h> CosEventChannelAdmin_EventChannel EventFactory_create_channel( EventFactory obj, CORBA_string key, EventFactory_Option *data, EventFactory_EventProperty *property, CORBA_boolean *create, CORBA_Environment *env ); typedef struct { CORBA_long max_queuing; CORBA_long life_time; EventFactory_Model model; } EventFactory_Option; typedef struct EventFactory_Property{ CORBA_string name; CORBA_any value; } EventFactory_Property; typedef struct { CORBA_unsigned_long _maximum; CORBA_unsigned_long _length; struct EventFactory_Property *_buffer; } EventFactory_EventProperty;
機能説明
イベントチャネルを生成し、生成したイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを返します。本メソッドは、生成するチャネルに対してホスト名、ポート番号を変更する場合に使用します。
本メソッドは、オブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA_Object_release()を使用して領域を解放する必要があります。
パラメタ
CORBA_ORB_resolve_initial_references()のidentifierパラメタに“EventFactory_ObjectId_Factory”を指定して獲得したオブジェクトリファレンス。
コンシューマ/サプライヤで共通のキーワードを、64バイト以内の文字列で指定します。
共通のキーワードを指定することにより同じイベントチャネルのオブジェクトリファレンスが返されます。
EventFactory_Option構造体を指定します。
EventFactory_Option構造体の各メンバには、以下の値を設定します。
なお、イベントチャネルがすでに生成されている場合、本パラメタの値は無視されます。
メンバ | 設定値 |
---|---|
max_queuing | 最大データ蓄積数。EventFactory_ES_DEFAULT_VALUEを指定した場合、イベントサービスの構成情報の設定で指定した“イベントチャネルに蓄積できるイベントデータ数の最大値”の値を使用します。 |
life_time | データ保持時間(秒)。EventFactory_ES_DEFAULT_VALUEを指定した場合、イベントサービスの構成情報の設定で指定した“蓄積したイベントデータの生存時間(秒)”の値を使用します。0を指定した場合、タイムアウト監視は行いません。 |
model | 接続モデルとして以下の値を指定します。 |
以下の値を指定します。無効なnameが指定された場合、該当レコードは無効となります。また、HostNameとPortNumberのどちらか一方が設定されている場合、指定されたレコードは無効となります。
なお、イベントチャネルがすでに生成されている場合、本パラメタの値は無視されます。
メンバ(name) | データ型(value) | 設定値 |
---|---|---|
HostName | string | ホスト名(64文字以内)、またはIPアドレスを指定します。 |
PortNumber | unsigned short | ポート番号を指定します。 |
イベントチャネルが生成された場合は、CORBA_TRUEが設定されます。
すでに存在した場合は、CORBA_FALSEが設定されます。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_NO_EXCEPTIONが設定され、生成されたイベントチャネルのオブジェクトリファレンスが返されます。
異常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、env構造体の_idに詳細情報が設定されます。
システム例外の場合、“メッセージ集”の“イベントサービスから通知される例外情報/マイナーコード”および“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照し、設定されたシステム例外およびマイナーコードに対する対処を行ってください。
注意事項
以下のどちらかでホスト名が設定されている場合、本メソッドは使用できません。使用した場合、イベントチャネルの起動に失敗します。
Interstage動作環境定義の“Corba Host Name”
configファイル(CORBAサービス)の“IIOP_hostname”(CORBAサービスが使用するホスト名)
ポート番号には、CORBAサービスのポート番号として指定されている以下のどちらかを指定してください。
SSL通信が有効である場合
Interstage動作環境定義の“SSL Port Number”
configファイル(CORBAサービス)の“UNO_IIOP_ssl_port”
SSL通信が無効である場合
Interstage動作環境定義の“Corba Port Number”
configファイル(CORBAサービス)の“IIOP_port”
名前
EventFactory_get_event_channel
形式
#include <EventService.h> CosEventChannelAdmin_EventChannel EventFactory_get_event_channel( EventFactory obj, CORBA_string key, CORBA_Environment *env );
機能説明
keyで指定されたイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを獲得します。
パラメタ
CORBA_ORB_resolve_initial_references()のidentifierパラメタに“EventFactory_ObjectId_Factory”を指定して獲得したオブジェクトリファレンス。
獲得するイベントチャネル名。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_NO_EXCEPTIONが設定され、keyで指定されたイベントチャネルのオブジェクトリファレンスが返されます。
異常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONまたはCORBA_USER_EXCEPTIONが設定され、env構造体の_idに詳細情報が設定されます。
ユーザ例外の場合、以下の例外が設定されます。
指定されたイベントチャネルは存在しません。
システム例外の場合、“メッセージ集”の“イベントサービスから通知される例外情報/マイナーコード”および“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照し、設定されたシステム例外およびマイナーコードに対する対処を行ってください。