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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.10.20 ExceptionDefインタフェース

1.10.20.1 CORBA_ExceptionDef__get_type()

名前

  CORBA_ExceptionDef__get_type

形式

  #include <orb.h>
  #include <InterfaceRep.h>
  CORBA_TypeCode  CORBA_ExceptionDef__get_type(
         CORBA_Object  obj,
         CORBA_Environment  *env );

機能説明

  objに指定したExceptionDefオブジェクトのTypeCodeを返します。
  本関数はタイプコードを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA_Object_release()を使用して領域を解放する必要があります。

パラメタ

  obj

  ExceptionDefオブジェクト。

  env

  例外情報が格納される構造体。

復帰値

  正常終了した場合は、ExceptionDefオブジェクトのTypeCodeが返されます。
  異常終了した場合は、env構造体の_majorにはCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、_idと_minorに詳細情報が設定されます。

  _idと_minorの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

1.10.20.2 CORBA_ExceptionDef__get_members()

名前

  CORBA_ExceptionDef__get_members

形式

  #include <orb.h>
  #include <InterfaceRep.h>
  CORBA_StructMemberSeq  *CORBA_ExceptionDef__get_members(
         CORBA_Object  obj,
         CORBA_Environment  *env );

機能説明

  objに指定したExceptionDefオブジェクトに定義された例外事象の定義情報 (CORBA_StructMemberSeq)を、リスト形式で返します。
  本関数は例外事象の定義情報のリストを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA_free()を使用して領域を解放する必要があります。

パラメタ

  obj

  ExceptionDefオブジェクト。

  env

  例外情報が格納される構造体。

復帰値

  正常終了した場合は、例外事象の定義情報(CORBA_StructMemberSeq)が返されます。
  異常終了した場合は、env構造体の_majorにはCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、_idと_minorに詳細情報が設定されます。

  _idと_minorの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

1.10.20.3 継承されて使用できる関数

(1) CORBA_ExceptionDef__get_def_kind
(2) CORBA_ExceptionDef__get_id
(3) CORBA_ExceptionDef__get_name
(4) CORBA_ExceptionDef__get_defined_in
(5) CORBA_ExceptionDef_describe

  (1)については、“IRObject共通インタフェース”を継承します。
  “CORBA_IRObject”の部分を“CORBA_ExceptionDef”に置き換えて使用することができます。
  関数の仕様については、“1.10.2 IRObject共通インタフェース”を参照してください。

  (2)~(5)については、“Contained共通インタフェース”を継承します。
  “CORBA_Contained”の部分を“CORBA_ExceptionDef”に置き換えて使用することができます。
  関数の仕様については、“1.10.3 Contained共通インタフェース”を参照してください。