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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.3.4 CORBA_BOA_set_exception()

名前

  CORBA_BOA_set_exception

形式

  #include <orb.h>
  void  CORBA_BOA_set_exception(
        CORBA_BOA  boa,
        CORBA_unsigned_long  major,
        CORBA_string  user_id,
        void  *param,
        CORBA_Environment  *env );

機能説明

  例外情報を設定します。サーバアプリケーションのオペレーションは、復帰する前に当関数を呼び出すことにより、エラー終了することができます。このとき、ここで設定した例外情報がクライアントアプリケーションに返却されます。

パラメタ

  boa

  CORBA_ORB_BOA_init()で返されたオブジェクトリファレンスを指定します。

  major

  以下の値が指定できます。

    CORBA_SYSTEM_EXCEPTION /* 標準例外 */

    CORBA_USER_EXCEPTION /* ユーザ例外 */

  user_id

  例外を識別するための識別子。

  param

  例外がパラメタをとるように指定されている場合は、例外の付加情報を設定します。

  env

  オペレーション関数に渡されたenv。

復帰値

  なし。

注意事項

  最後の引数であるenvの使用方法に注意してください。他APIの場合はAPI自身が異常終了した場合の例外情報が格納されますが、本APIのenvにはサーバのオペレーション関数に渡されたCORBA_Environment構造体のポインタを指定する必要があります。