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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.1.5 CORBA_ORB_list_initial_services()

名前

  CORBA_ORB_list_initial_services

形式

  #include <orb.h>
  CORBA_ORB_ObjectIdList*  CORBA_ORB_list_initial_services(
        CORBA_ORB  orb,
        CORBA_Environment  *env );

機能説明

  利用可能なオブジェクトのObjectIdのリストを返します。ObjectIdは、CORBA_ORB_ObjectIdList構造体の_bufferに文字列で格納されます。

  typedef  struct {
      CORBA_unsigned_long  _maximum;
      CORBA_unsigned_long  _length;
      CORBA_ORB_ObjectId  *_buffer;
  }  CORBA_sequence_string;
  typedef  CORBA_sequence_string  CORBA_ORB_ObjectIdList;

  当関数から返されたObjectIdは、CORBA_ORB_resolve_initial_references()のidentifierに指定することにより、ObjectIdに対応したオブジェクトリファレンスを獲得することができます。

  本関数は利用可能なオブジェクトのObjectIdのリストを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA_free()を使用して領域を解放する必要があります。

パラメタ

  orb

  CORBA_ORB_init()によって獲得したORBのオブジェクトリファレンス。

  env

  例外情報が格納される構造体。

復帰値

  正常終了した場合は、ObjectIdのリストが設定されます。
  異常終了した場合は、env構造体の_majorにはCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、_idと_minorに詳細情報が設定されます。

  _idと_minorの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。