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Interstage Shunsaku Data Manager インストールガイド

4.4.2 セットアップ

ディレクタサーバ増設時のセットアップについて説明します。


4.4.2.1 director用ポート番号の定義

ディレクタサーバの以下のファイルに、directorが使用するポート番号を指定します。


Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\services

directorが使用するポート番号として、以下の定義が必要となります。

指定形式を以下に示します。

指定形式

サービス名 ポート番号/プロトコル

サービス名

directorを連想することが可能な文字列を指定します。


ポート番号

ディレクタサーバで使用していないポート番号を指定します。


プロトコル

tcpを指定します。



定義例を以下に示します。

directorのサービス名を“shund1_1”、“shund1_2”、および“shund1_3” と指定する場合

shund1_1 23301/tcp                                    (1)
shund1_2 23302/tcp                                    (2)
shund1_3 23303/tcp                                    (3)

(1) searcherへの検索要求を発行するポート番号

(2) searcherへの更新要求を発行するポート番号

(3) 要求受付ポート番号


注意

directorが使用するポート番号は、システム用動作環境ファイルのDirectorパラメタに指定する必要があります。

参照

システム用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“導入・運用ガイド”の“システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

4.4.2.2 director用動作環境ファイルの編集

director用動作環境ファイルは、以下のサンプルのdirector用動作環境ファイルを複写して、編集します。


Shunsakuのインストール先のフォルダ\Shunsaku\etc\director\director.cfg-sample

編集したdirector用動作環境ファイルは、サンプル用と同じフォルダにdirector識別子.cfgというファイル名で格納します。

director識別子は、8バイト以内の半角英数字の文字列を使用します。


参照

director用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“導入・運用ガイド”の“director用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

4.4.2.3 directorのサービスの登録

Shunsakuでdirectorを使用するためにはdirectorをサービスに登録する必要があります。


directorのサービスは、shundserviceコマンドで登録します。

shundserviceコマンドを実行し、directorをサービスに登録します。

shundservice -s director識別子 -n Shunsakuシステム名 -a

参照

shundserviceコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。


Shunsakuシステム名が“shunsaku”、director識別子が“shund1”のdirectorをサービスに登録する場合


shundservice -s shund1 -n shunsaku -a

4.4.2.4 ホスト名の登録

システム用動作環境ファイルで、IPアドレスを用いずにホスト名を指定した場合は、増設したディレクタサーバにおいて、以下のファイルにサーチサーバのIPアドレスおよびホスト名を指定します。

複数のサーチサーバが存在する場合は、この作業を繰り返し行います。


Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\hosts

指定形式を以下に示します。

指定形式

IPアドレス ホスト名

IPアドレス

サーチサーバのIPアドレスを指定します。


ホスト名

サーチサーバのホスト名を指定します。


定義例を以下に示します。


192.168.0.30   SchSvr02