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Interstage Shunsaku Data Manager インストールガイド

4.2.2 サーチサーバでのセットアップ

searcherを配置するサーバでのセットアップ手順について説明します。

4.2.2.1 searcher用ポート番号の定義

directorからの要求を受け付けるポート番号を指定します。

サーチサーバの以下のファイルに、searcherで使用するポート番号を指定します。


Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\services

指定形式を以下に示します。

指定形式

サービス名 ポート番号/プロトコル

サービス名

searcherを連想することが可能な文字列を指定します。

ポート番号

サーチサーバで使用していないポート番号を指定します。

プロトコル

tcpを指定します。


定義例を以下に示します。

searcherのサービス名を“shuns01”と指定する場合

shuns01 23501/tcp                                           (1)

(1) directorからの要求を受け付けるポート番号


注意

directorからの要求を受け付けるポート番号は、システム用動作環境ファイルのSearcherパラメタに指定する必要があります。

参照

システム用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“導入・運用ガイド”の“システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

4.2.2.2 searcher用動作環境ファイルの編集

searcher用動作環境ファイルは、以下のサンプルのsearcher用動作環境ファイルを複写して、編集します。


Shunsakuのインストール先のフォルダ\Shunsaku\etc\searcher\searcher.cfg-sample

編集したsearcher用動作環境ファイルは、サンプル用と同じフォルダにsearcher識別子.cfgというファイル名で格納します。

searcher識別子は、8バイト以内の半角英数字の文字列を使用します。


注意

  • サーチデータのオーバーフロー制御機能を使用する場合は、SearchDataFileFolderパラメタを指定する必要があります。

  • 代替searcherの場合は、運用のサーチサーバの設定に合わせてsearcher用動作環境ファイルで、SearchDataFileFolderパラメタを指定する必要があります。

参照

searcher用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“導入・運用ガイド”の“searcher用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

4.2.2.3 searcherのサービスの登録

Shunsakuでsearcherを使用するためには、searcherをサービスに登録する必要があります。


searcherのサービスは、shunsserviceコマンドで登録します。

shunsserviceコマンドを実行し、searcherをサービスに登録します。

shunsservice -s searcher識別子 -n Shunsakuシステム名 -a

参照

shunsserviceコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。


Shunsakuシステム名が“shunsaku”、searcher識別子が“shuns01”のsearcherをサービスに登録する場合


shunsservice -s shuns01 -n shunsaku -a

4.2.2.4 ホスト名の登録

システム用動作環境ファイルで、IPアドレスを用いずにホスト名を指定した場合は、増設したサーチサーバにおいて、以下のファイルにディレクタサーバのIPアドレスおよびホスト名を指定します。


Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\hosts

指定形式を以下に示します。

指定形式

IPアドレス ホスト名

IPアドレス

ディレクタサーバのIPアドレスを指定します。


ホスト名

ディレクタサーバのホスト名を指定します。


定義例を以下に示します。


192.168.0.10   DirSvr1