32ビットOSから64ビットOSへの移植にあたり、Javaヒープとスタックの使用量が増加します。
以下の記事を熟読の上、十分なチューニングを実施してください。
■Javaヒープ
64ビットOS上でJavaプログラムを動作させる場合、32ビットOSでの設定に対して、1.5~2倍のJavaヒープ量が必要です。これは、1オブジェクトあたりに必要となるメモリ域の大きさが32ビット版よりも大きくなっているためです。
そのため、他システムで動作していたアプリケーションを移植する際、同じ設定で動作させた場合、OutOfMemoryErrorが発生するか、ガーベジコレクション(GC/Full GC)による性能への影響が考えられます。
■スタック
(64ビット)
Windows Server(R) for Itanium-based Systemsでは、-Xssオプションで指定した値の2倍の大きさの領域が、Java APIで生成したスレッドへのスタックとして割り当てられます。
詳細は、“チューニングガイド”の“JDK/JREのチューニング”の“基礎知識”の“スタック”内の“スタックサイズについて”を参照してください。
■関連マニュアル
(64ビット)
Windows Server(R) for Itanium-based Systemsへ移植を行うときは、“チューニングガイド”の“JDK/JREのチューニング”にある次の記事も参照してください。
“基礎知識”の“スタック”内の“スタックサイズについて”
“基礎知識”の“ネイティブモジュール”
“FJVM”の“スタックオーバーフロー検出時のメッセージ出力機能”内の“注意事項”
“チューニング方法”の“スタックのチューニング”