データストアのイベントログに、エラーメッセージが出力された場合の対処方法を説明します。
データストアのイベントログは、以下の場所に作成されます。
%IS_HOME%\Enabler\server\etc\errlogOMS\[データストア名].log
/opt/FJSVena/server/etc/errlogOMS/[データストア名]
/opt/FJSVena/Enabler/server/etc/errlogOMS/[データストア名]
以下に、エラーと対処方法を説明します。
[日本語メッセージ]
ERROR 9291 (データストアが開始していません: データストアが矛盾しています.データストアを回復するには,omsstart を -r オプションをつけて実行してください.詳細はデータストアのイベントログを参照してください.) in omsd.exe (omsd.c,438): stop with adm_errno=9291
[英語メッセージ]
ERROR 9291 (Datastore not started: Datastore is inconsistent. To recover the datastore, call omsstart with the -r option. For details, refer to the datastore event log.) in omsd (omsd.c,438): stop with adm_errno=9291
[意味と対処]
本エラーが出力された後のメッセージを確認してください。出力されているメッセージにより、意味と対処が異なります。以下に確認すべきメッセージについて説明します。
以下のエラーメッセージが出力されている場合
ERROR in omsd.exe (omsutil.c:416), tidx=0, errno=9: Size of file %s1 [index:1] is %s2; it must be a multiple of 4096 !
リポジトリのデータベースのファイルが壊れている可能性があります。リポジトリを起動できません。各運用形態に合わせて以下のマニュアルを参照し、該当リポジトリを再作成してください。
スタンドアロン形態での運用中に発生した場合
“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの修復”-“スタンドアロン形態の場合”-“環境が壊れている場合”
レプリケーション形態での運用中にマスタサーバのリポジトリで発生した場合
“ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“マスタのリポジトリの修復”
レプリケーション形態での運用中にスレーブサーバのリポジトリで発生した場合
“ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”
「Recovery process finished!」メッセージが出力されている場合
データストア内の矛盾を検出したため、回復処理を実行後、データストアを起動しました。
問題はありませんので、対処は必要ありません。
上記メッセージが出力されていない場合
データストア内で矛盾を検出したため、データストアの起動に失敗しました。
iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。