ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド

4.2.2 Interstage自動起動設定の無効化

  Interstageのインストール後は、Interstageを構成するサービスが、マシン起動時に自動的に起動される設定となっています。
  クラスタ環境では、マシン起動時にクラスタ製品がInterstageを起動しますので、Interstage独自の自動起動設定を無効化する必要があります。
  以下に、無効化のための作業手順を説明します。

  1. 以下のサービスの「スタートアップの種類」を確認し、“自動”が設定されている場合には“手動”に変更します。

  2. 以下のサービスの状態を確認し、“開始”している場合には、サービスを停止します。

  Interstageパッケージインストール後にはサーバ起動時に呼び出されるスタートシェルとサーバ停止時に呼び出されるストップシェルがシンボリックリンクファイルとして格納されています。クラスタを使用する場合は当該シェルを呼び出されないように、別ディレクトリなどに退避します。

以下のファイルを退避してください。

格納先ディレクトリ

退避対象ファイル(スタートシェル、ストップシェル)

/etc/rc0.d

K00stopis、K00stopod、K00FJSVirep、K17FJapache

/etc/rc1.d

K17FJapache

/etc/rc2.d

S99startis、S99startod、S99FJSVirep、K17FJapache

/etc/rc3.d

S51FJapache

/etc/rcS.d

K17FJapache

以下のファイルを退避してください。

格納先ディレクトリ

退避対象ファイル(スタートシェル、ストップシェル)

/etc/rc0.d

K18FJSVirep、K14FJapache

/etc/rc1.d

K18FJSVirep、K14FJapache

/etc/rc2.d

S99startis、S82FJSVirep、S99startod、S86FJapache

/etc/rc3.d

S99startis、S82FJSVirep、S99startod、S86FJapache

/etc/rc4.d

S99startis、S82FJSVirep、S99startod、S86FJapache

/etc/rc5.d

S99startis、S82FJSVirep、S99startod、S86FJapache

/etc/rc6.d

K18FJSVirep、K14FJapache


  上記サービスでインストールされていないものに関しては、対処不要です。