IPCOMと連携することにより、負荷分散システムを構築することが可能となります。
IPCOMでは、サーバ群を1つの仮想的なサーバマシンとしてクライアントに見せることが可能です。クライアントから、サーバ群に対してオブジェクト呼出しを行うことによって、IPCOMがサーバ群から最適なサーバマシンを選択し、オブジェクト呼出しを振り分けます。
Interstageの負荷分散システムを構築する場合、本方式を推奨します。
ここでは、以下の内容について説明しています。
プログラミング設計
環境設定手順
運用手順
サーバダウン時の動作
ワークユニット停止時の縮退運用
IPCOMが運用中に停止した場合には、システム全体が停止します。万一の場合に備えて二重化することを推奨しています。詳細については、“IPCOMのマニュアル”を参照してください。
IPCOMを利用した負荷分散機能はInterstage Application Server Enterprise Editionでのみ使用できます。
マルチサーバ環境でIPCOMを利用した負荷分散機能を使用する場合は、“運用ガイド(基本編)”の“マルチサーバ管理機能”も参照してください。
本製品では、イベントサービスを利用した負荷分散機能は提供していません。