プライオリティとは、メッセージ送受信の優先度を意味します。メッセージのプライオリティを設定することにより、緊急のメッセージを優先的に処理させることができます。
プライオリティは以下に示す複数の段階あり、メッセージ送信時にアプリケーションが指定します。
1(高レベル)から3(低レベル)までの3段階
1(高レベル)から7(低レベル)までの7段階
これに対応して、グローバルサーバのAIM特化型ACMのプライオリティは、1(高レベル)から3(低レベル)までの3段階しかありません。また、MQD MQゲートウェイ連携時に使用するMQSeriesのプライオリティは、9(高レベル)から0(低レベル)までの10段階あります。このように、プラリオリティ値が相違するサーバ間でメッセージ交換する場合はプライオリティ値の変換が必要であり、ACM連携サービスでは以下に示すようにプライオリティ値を変換しています。
MQDまたはAIM特化型ACMとメッセージ交換する場合のプライオリティ値の対応関係
[メッセージ送信の場合]
自サーバのアプリケーションが送信キューにメッセージを格納した時のプライオリティ値 | 相手サーバの受信キューにメッセージが格納された時のプライオリティ値 |
---|---|
1 | 1 |
2 | 2 |
| 3 |
[メッセージ受信の場合]
自サーバの受信キューにメッセージが格納された時のプライオリティ値 | 相手サーバのアプリケーションが送信キューにメッセージを格納した時のプライオリティ値 |
---|---|
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
MQD MQゲートウェイとメッセージ交換する場合のプライオリティ値の対応関係
[メッセージ送信の場合]
自サーバのアプリケーションが送信キューにメッセージを格納した時のプライオリティ値 | 相手サーバの受信キューにメッセージが格納された時のプライオリティ値 |
---|---|
1 | 9 |
2 | 8 |
| 7 |
[メッセージ受信の場合]
自サーバの受信キューにメッセージが格納された時のプライオリティ値 | 相手サーバのアプリケーションが送信キューにメッセージを格納した時のプライオリティ値 |
---|---|
1 | 9 |
2 | 8 |
3 | 7 ~ 0 |