以下の各運用操作について説明します。
MQDの起動
Interstageの起動
同報配信サービスの起動
サービス定義/状態の表示
同報配信サービスの停止
Interstageの停止
MQDの停止
同報配信サービスを使用するためには、MQDを起動する必要があります。
MQDはWindows®のサービスとして動作します。このため、MQDの起動は以下のいずれかの方法で行います。
Windows®の[サービス]画面でMQDサービスを開始する。
Windows®サービスの[スタートアップ]画面でスタートアップの種類を“自動”に変更し、Windows®システムの起動時に自動的にMQDサービスを開始する。
MQDを起動する場合、[サービス]画面のスタートアップパラメタに以下のいずれかの値を指定することにより、MQDの起動形態を選択することができます。
-a: 同報配信サービスを起動する。未反映のサービス定義の反映は行われない。
-n: 未反映のサービス定義を反映してから同報配信サービスを起動する。
-p: 同報配信サービスを起動しない。
[サービス]画面のスタートアップパラメタに何も指定しない場合、およびWindows®システムの起動時に自動的にMQDを起動する場合の起動形態は、MQDのシステム環境の作成時に指定した起動形態となります。
MQDの起動は、mqdstrコマンドを使用して行います。MQDを起動することにより、同報配信サービスも起動されます。
以下にmqdstrコマンドの入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstr --------------------------------------
InterstageのアプリケーションがMQDを使用する場合は、MQDの起動後にInterstageを起動する必要があります。Interstageの起動は、Interstageのisstartコマンドを使用して行います。Interstageの起動方法は、“運用ガイド(基本編)”を参照してください。
通常、同報配信サービスの起動は、MQDの起動時に自動的に行うため不要です。ただし、“-p”オプションを指定してMQDを起動した場合やMQD起動時にメッセージ“MQD4112”が出力された場合(グローバルトランザクションのダウンリカバリが未完了)には、同報配信サービスが起動されません。この場合には、Interstageの起動後に同報配信サービスを起動する必要があります。同報配信サービスの起動は、mqdstrsvcコマンドを使用して行います。
以下にmqdstrsvcコマンドの入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstrsvc MCAS --------------------------------------
同報配信サービスのサービス定義/状態の表示は、mqdmcasprtコマンドを使用して行います。このコマンドは、サービス関連定義の内容を確認する場合や運用中のサービスの状態を見る場合に使用します。
mqdmcasprtコマンドには以下の三つの表示内容があります。
サービス環境定義の内容表示
サービス定義の内容表示
サービスの状態表示
以下にmqdmcasprtコマンドを使用してサービスの状態表示を行う場合の入力例を示します。
-------------------------------------- mqdmcasprt -v --------------------------------------
通常、同報配信サービスの停止は、MQDの停止時に自動的に行うため不要です。MQD運用中に同報配信サービスを停止する場合には、mqdstpsvcコマンドを使用して行います。
以下にmqdstpsvcコマンドの入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstpsvc MCAS --------------------------------------
InterstageのアプリケーションからMQDを使用している場合は、MQDの停止前にInterstageを停止する必要があります。Interstageの停止は、Interstageのisstopコマンドを使用して行います。Interstageの停止方法は、“運用ガイド(基本編)”を参照してください。
MQDの停止を行う前に、MQDを使用するすべてのアプリケーションおよびMQDのコマンドを終了させておく必要があります。
MQDの停止は、Windows®の[サービス]画面で行います。
MQDの停止は、mqdstpコマンドを使用して行います。
以下にmqdstpコマンドの入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstp --------------------------------------