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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド

E.1.1 表領域(TABLESPACE)の見積もり

■テーブルの詳細設定を行わない場合

  リポジトリデータ格納用テーブルの作成時にテーブルの詳細設定を行わない場合、リポジトリに必要な表領域(TABLESPACE)は、以下の見積もり式で算出してください。
  なお、登録エントリ数が1,000件以下の場合、リポジトリに必要な表領域は、100Mバイトです。見積もり式での算出は不要です。

表領域(Kバイト) = ( 82.5 × 登録エントリ数 + 1,200 ) × r
  r : 安全率(1.2以上)
  (注1)(注2)

  1Kバイトは1,024バイトです。

  注1) 算出した表領域は、32Kバイトの整数倍になるよう補正してください。
  注2) 算出結果は、小数点以下を整数に切り上げてください。

■テーブルの詳細設定を行う場合

  リポジトリデータ格納用テーブルの作成時にテーブルの詳細設定を行う場合、リポジトリに必要な表領域は、以下の見積もり式で算出してください。

表領域(Kバイト) = ( T + I ) × r
  T : テーブル容量(Kバイト)
  I : インデックス容量(Kバイト)
  r : 安全率(1.2以上)
  (注1)(注2)

  1Kバイトは1,024バイトです。

  注1) 算出したデータベーススペースは、32Kバイトの整数倍になるよう補正してください。
  注2) 算出結果は、小数点以下を整数に切り上げてください。

【テーブル容量】

  ( DS_SCOPEのテーブル容量(Kバイト) + DS_FILTERのテーブル容量(Kバイト) + DS_ENTRYのテーブル容量(Kバイト) + LOBテーブルの容量(Kバイト) )

DS_SCOPE/DS_FILTER/DS_ENTRYのテーブル容量

  各テーブルのテーブル容量を、以下の式から算出します。LOBテーブルの容量は後述します。

テーブル容量(Kバイト) = ( Bn × Bs ) / 1,024
  Bn : 想定ブロック数
  Bs : ブロックサイズ(バイト)
  (注1)

  注1)算出結果は、小数点以下を整数に切り上げてください。

想定ブロック数
  平均レコード長がブロックのデータ格納部のサイズより小さい場合:

想定レコード数 / 1ブロックに収まるレコード数
(小数点以下は整数に切り上げ)

  平均レコード長がブロックのデータ格納部のサイズより大きい場合:

( 平均レコード長(バイト) / ブロックのデータ格納部のサイズ(バイト) ) × 想定レコード数
(小数点以下は整数に切り上げ)

想定レコード数
  DS_SCOPEの想定レコード数:

登録エントリ数

  DS_FILTERの想定レコード数:

登録エントリ数 × 1エントリあたりの平均属性数

  DS_ENTRYの想定レコード数:

登録エントリ数 × ( 1エントリあたりの平均属性数 + 1 )

  LOBテーブルの想定レコード数:

全エントリのバイナリ型属性の総数

平均レコード長
  DS_SCOPEの平均レコード長:

文字データの平均長(バイト) × 2 + 62

  DS_FILTERの平均レコード長:

文字データの平均長(バイト) + 92

  DS_ENTRYの平均レコード長:

文字データの平均長(バイト) + 100

文字データの平均長

  全エントリの文字列型属性値の長さの合計(バイト) / 全エントリの文字列型属性の総数
  (小数点以下は整数に切り上げ)

バイナリデータ(LOB)の平均長

  全エントリのバイナリ型属性値のサイズの合計(バイト) / 全エントリのバイナリ型属性の総数
  (小数点以下は整数に切り上げ)

ブロックサイズ

  データベース作成時に指定する(表領域の)ブロックサイズ。データベース作成時の初期値は、8,192バイトです。

1ブロックに収まるレコード数/ブロックのデータ格納部のサイズ

  「1ブロックに収まるレコード数」、および「ブロックのデータ格納部のサイズ」は、Oracleデータベースの物理設計、テーブルの設計、またはテーブル容量の見積もりに関する情報を参照し、上記の可変情報、および下記の固定情報を使用して、テーブル(DS_SCOPE/DS_FILTER/DS_ENTRY)ごとに算出します。

INITRANS

1

PCTFREE

10%

LOBテーブルの容量

  「LOBテーブルの容量」は、Oracleデータベースの物理設計、テーブルの設計、またはテーブル容量の見積もりに関する情報を参照し、上記の可変情報、および下記の固定情報を使用して、算出します。

バイナリ格納方法

DISABLE IN LOW

CHUNK

1ブロックサイズ

RETENTION(PCTVERSION)領域

LOB格納領域の20%程度

  詳細定義ファイルにLOBテーブルの容量を指定する必要はありません。

【インデックス容量】

  ( DS_SCOPEの各インデックスの容量(Kバイト) + DS_FILTERの各インデックスの容量(Kバイト) + DS_ENTRYの各インデックスの容量(Kバイト) )

DS_SCOPE/DS_FILTER/DS_ENTRYの各インデックス容量

  詳細設定時に指定する各テーブルの各インデックス容量を、以下の式から算出します。

インデックス容量(Kバイト) = ( Bn × Bs ) / 1,024
  Bn : 想定ブロック数
  Bs : ブロックサイズ(バイト)
  (注1)

  注1)算出結果は、小数点以下を整数に切り上げてください。

想定ブロック数
  平均レコード長がブロックのデータ格納部のサイズより小さい場合:

( 想定レコード数 × 1.05 ) / 1ブロックに収まるレコード数
(小数点以下は整数に切り上げ)

  平均レコード長がブロックのデータ格納部のサイズより大きい場合:

( 平均レコード長(バイト) / ブロックのデータ格納部のサイズ(バイト) ) × ( 想定レコード数 × 1.05 )
(小数点以下は整数に切り上げ)

想定レコード数
  DS_SCOPEの想定レコード数:

登録エントリ数

  DS_FILTERの想定レコード数:

登録エントリ数 × 1エントリあたりの平均属性数

  DS_ENTRYの想定レコード数:

登録エントリ数 × ( 1エントリあたりの平均属性数 + 1 )

平均レコード長

  各テーブルの各インデックスの平均レコード長は以下の式から算出します。

テーブル名

インデックス

平均レコード長(バイト)

DS_SCOPE

インデックス1

25

インデックス2

45

インデックス3

文字データの平均長 + 30

インデックス4

文字データの平均長 + 30

インデックス5

25

DS_FILTER

インデックス1

25

インデックス2

84

インデックス3

文字データの平均長 + 58

インデックス4

61

インデックス5

文字データの平均長 + 58

インデックス6

61

DS_ENTRY

インデックス1

25

インデックス2

53

文字データの平均長

  全エントリの文字列型属性値の長さの合計(バイト) / 全エントリの文字列型属性の総数
  (小数点以下は整数に切り上げ)

ブロックサイズ

  データベース作成時に指定する(表領域の)ブロックサイズ。データベース作成時の初期値は、8,192バイトです。

1ブロックに収まるレコード数/ブロックのデータ格納部のサイズ

  「1ブロックに収まるレコード数」、および「ブロックのデータ格納部のサイズ」については、Oracleデータベースの物理設計、インデックスの設計、またはインデックス容量の見積もりに関する情報を参照し、上記の可変情報、および下記の固定情報を使用して、各テーブル(DS_SCOPE/DS_FILTER/DS_ENTRY)のインデックスごとに算出します。

INITRANS

2

PCTFREE

10%